新世代ゲーム機、WiiU、PS4、Xbox Oneの全てにAMDのプロセッサが入ることになりました。
これを受けてここ最近のAMDの製品発表時のイントロダクションには、必ずこのことが触れられるようになりました。
これをうけて、E3会期中、NVIDIAはプレスカンファレンスを開催し、PS4やXbox OneがDirectX11世代のゲームグラフィックスに進化することの方を高く評価したい…と述べていました。
NVIDIAとしてはゲーミングフラットフォームとしてはPCが今後、ますます重要度を増すはず…という姿勢でおり、その先にはクラウドゲーミングがある…という考えのようです。
そのために現在、NVIDIAはサーバー向けのGeForce GRID製品群の開発に力を入れており、クライアント側デバイスとしてはSHIELDを推進していく…というわけです。
[E3 2013]次世代ゲーム機に採用されずともGeForceは死なず? NVIDIAがPS4やXbox Oneの登場を歓迎する理由とは
http://www.4gamer.net/games/204/G020420/20130613071/
NVIDIAは、初代Xbox、そしてPS3ではグラフィックスコアをゲーム機に提供してきましたが、これ以降は、自社GPU技術の提供ビジネスからはあえて遠ざかっていました。それは「自社技術を守ることが自分達の成長戦略の一部だから」という考えに至ったからでした。
ただ、E3会期終了後、突然の方針転換を行っています。
NVIDIAは、
KeplerコアのGPU技術を提供するビジネスを始める…と言うことを宣言したのです。
といっても、ライセンス提供を開始するのは、組み込み機器向けのTEGRA系のKeplerコアのようです。
最近、組み込み機器向けの世界ではARMが自社CPUと自社GPUのMaliのセット商法がとてつもない勢いを増しており、これに対抗する戦略とみられています。一部の携帯電話メーカーでは同一モデルで途中からGPUをARMに切り換えたり…といった状況も出てきていますからね。
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