PlayStaion 4のローンチタイトル「Killzone Shadow Fall」プレイレポート。新世代機の試金石となるシリーズ最新作に迫る

 なんとか、東京ゲームショウの前に、E3のネタのフォローが終わりそうです(笑)

 E3では、PS4ローンチタイトル「Killzone Shadow Fall」をプレイしました。

 このタイトルは東京ゲームショウでも展示されるはずで、きっと(ワールドワイドでは)PS4のベンチマーク的タイトルになりそうです。

 この作品はメインメモリを4GBとして想定していた初期のPS4開発機時代から開発が進められていたもので、かなりの開発後期まで4GBメモリで動作できていたとのことです。

 圧倒的なジオメトリ量は、一見の価値ありですね。


[E3 2013]PlayStaion 4のローンチタイトル「Killzone Shadow Fall」プレイレポート。新世代機の試金石となるシリーズ最新作に迫る
http://www.4gamer.net/games/205/G020514/20130619048/

 そういえば、PS4の発売が、北米年内で、日本での発売日は翌年2月になったのは、表向きは「日本向けのタイトルが出揃うのを待つため」となっていますが、業界的には、マーケティング戦略的な意味合いも強いと言われています。

 日本ではその展開について全く未定となっているXbox Oneですが、北米では年内に発売されます。同時期に発売されるPS4に品薄感があるとまずいため、北米での安定供給を優先したようです。これまで北米はXbox360の支持率が高かったのですが、Xbox OneとPS4の世代では、PS4の支持率が高いようなので、一気に畳みかけたい戦略なのでしょう。

 最近は「ゲーム機は北米と同時期発売が当たり前」という風潮がありますけど、思い返すと、そういえば、PS1,PS2も北米同時期発売ではありませんでした。PS3は北米と同時期時発売でしたが、あの時、安定供給が出来ず苦労したので、SCEとしては、あの時のことを教訓として覚えているのでしょう。
(ご指摘ありがとうございました。世界→北米に直しておきました)

 それと、後藤さんがキャッチした情報によれば、PS4のメインメモリとして採用されているGDDR5メモリは、現状、供給元がサムスンからしかなく、そのサムスンが安定供給できていないことがPS4の量産性に影響を及ぼしている原因の1つ…とのことでした。今や液晶テレビにまで数ギガバイトが内蔵されるコンベンショナルなDDR3と比べて、GDDR5は性能こそ高いものの量産性ではまだDDR3には及ばないため、こうしたことになっているようですね。まぁ、量産効果なんてのは需要が高まればなんとかなるので、いずれ、短期的に解消される問題ではあると思います。

 今回もPS4は、ゲームソフトのリージョン縛りはゆるいし(ほぼなし)、ブルーレイも北米と日本は同一リレージョン括りなので、アメリカで11月15日に発売されるPS4は日本でもたぶん利用出来るはずです。11月15日にアメリカに行ったときには買って帰ると、いいお土産になるかもですね。日本で使えなくても責任は持ちませんが(笑)

このエントリーをはてなブックマークに追加
オンライン仕事 > 4gamer.net | comments (3) | trackbacks (0)

Comments

| 2013/09/16 00:58
ご丁寧な返信ありがとうございます。
私自身カンファレンス直後は某巨大掲示板に張り付いたり、プレコミュでコメントをしたり、何とかXBOX1批判を受けたMSの時のようにソニーに態度を変えてもらえないのだろうかという思いからコメントしていました。
しかし一週間ほどたったいま、あの時の熱意はかなり消え去ってしまいました。
もう来年でもいいかと。
西川様のご指摘を拝見し始めて自動車、家電業界でも北米重視戦略がとられていることを知りました。
結局はユーザーとして、企業が市場でシェアを拡大してくれることが最終的、最大的利益になることはわかっているつもりなんですが、やはり悲しいという思いが湧いてしまいます。来週はTGSに行くつもりです。BF4の体験ブースではPS4でプレイができるみたいなのでめいいっぱ楽しんできます。とても貴重なご意見ありがとうございました。これから西川様のブログを日々チェックしていこうと思います。本当にありがとうございました。
西川善司 | 2013/09/15 15:17
 ゲーム業界に限らずグローバル企業は日本市場をそれほど重視しなくなってしまいました。

 例えば家電業界ですとパナソニックの新型パネルを使った最上位プラズマTVは北米のみで日本では未発売ですし、自動車に関して言えば日産の新型スカイラインは、日本未発表のまま、北米では先行発売が開始されます。

 もう、家電ファンも自動車ファンも、ほとんどこうした海外重視マーケティングに関して文句を言う人があまりいなくなってしまいました。

 日本での発売が後回しにされたことについて、ここまで大きな反発が起こるゲーム業界は、まだまだファンから愛されているんだなぁと思いました。

 メーカーに、こうしたファンの声が届くことを願っています。
| 2013/09/15 12:22
初めてコメントさせていただきます。
今回の件について私は主に海外のFPS系統のゲームを好んでプレイするため、とてもショックを受けました。
プレコミュ等で苛烈なコメントが書かれてるのを目にしますが西川様はこういったコメントをするユーザーたちが来年モチベーション低下による買い控えもしくはソニーへの一方的な恨みからPS4を買わないという選択肢はとられると思われますか?
もしよろしければご意見を伺わせてください。

Comment Form

icons:

Trackbacks