3DMark Vantage解説編の第三回がやっと掲載されました。
今回は、グラフィックステストの詳細と設定オプションについての解説を行いました。
西川善司の3Dゲームエクスタシー
完全理解 3DMark Vantage パート3
http://www.4gamer.net/games/044/G004413/20080626040/
今回の3DMarkは開発に相当苦労したんでしょうか、テストシーンは2つだけになってしまいました。
1つは1960年代のスパイアクション風という想定のチェイスシーンなのですが、どうにも、アニメーションが前時代的で、迫力に欠けます。
でも、水面の波動シミュレーション、布のシミュレーションをGPGPU的な実装で行うなど、GPUに対する負荷はそれなりに高く、ベンチマークテストとしては意味をなすものになっているとは思います。
2つ目は宇宙を舞台にしたシーンで、キャラクタの変形なしの同型のリジッドモデルばかりが大量に描き出されます。具体的には宇宙船や隕石で、インスタンシングの負荷テストみたいな意味合いが強いのかと思います。影生成はバリアンスシャドウマップを使っていたり、ポストプロセスも贅沢に起用しているのでシーンとして見ての面白みはないのですがベンチマークテスト的な負荷としては、こちらも意味をなすものになっているようです。
そうそう。
設定オプションの「COLOR NOISE」という設定項目についての解説がなく、3DMark開発元に問い合わせても返事がもらえていません…。
これって何でしょうね。
字面だけだといろいろ想像できるのですけども…
.
ちなみに、このシリーズ、既に入稿分も含めてあと2回続きます(笑)
Comments