実は、ラスベガスから帰国直後、体調を崩し、病床に伏しておりました。
ほとんど眠っていたのですが、起きている間はベッドの中でPSVITA版「
STEINS;GATE」をプレイしてました。
アドベンチャーゲームの「ゲーム」としては賛否がありそうだけど、タイムパラドックスもののライトノベルとしては完璧。秀逸でした。
過去を変えたときにパラレルワールドができるのではなく、その可能性がある世界に「世界線」が分岐してしまうという概念が面白かったです。
だからいくらでも過去は書き換えが可能…という大胆な解釈。
「世界線」とは「常に存在する世界は1つだが、世界のぶれる可能性がつねについて回り、観測した結果としてその世界が存在することが確定する」という量子論的な概念。
それと、主役2大アイテムが万能なタイムマシンではなく、「過去にメールが送れる」「知識だけを過去に送れる」という非常に使い勝手の悪い時間跳躍アイテムとして存在していたことが物語を面白くしていました。
世界線の分岐と収束のために「人の生き死にが確定する」という発想も、「人間の運命」ってそれで説明できるかも…とか思わせられたり。
一方で、「観測者」の存在が、その主観的な世界線の行く末を確定させるのであれば、それを逆手に取ることで「運命を騙す」ことすら出来る…という物語の着地地点も、希望に満ちあふれていて素晴らしいですね。
それと、物語に、常にX68000が重要な脇役として常に出ているのもよかったなーと(笑)。
オススメ!!
アニメにもなっていたり、ゲームストーリーの後日談の物語が劇場版映画になっているんですね。今度、ブルーレイ・ボックスでも購入して見てみようと思います。
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STEINS;GATE 変移空間のオクテット
http://steinsgate.jp/octet/