3DMark Vantageの解説記事のパート4です。
今回はCPUテストの解説と3DMarkスコアの算出方法を解説しています。
CPUテスト1は三次元の経路探索をマルチスレッドで行わせるテストになっています。
RADEON HD4800シリーズのデモでは二次元の経路探索をGPGPUでやっていましたっけね。この手のテーマはコンピューティングパラダイムとしてはいつの時代も人気があります。
4Gamer.net ― 西川善司の3Dゲームエクスタシー
完全理解「3DMark Vantage」(4)CPU Test&スコアの計算方法(3DMark Vantage)
http://www.4gamer.net/games/044/G004413/20080704028/
CPUテスト2はAGEIA PhysXベースの剛体物理シミュレーションですが、特徴的なのはCPUコア数とPhysXアクセラレータの有無で負荷が変わってくるところです。上記の画面写真はクワッドCPU+PhysXアクセラレータを搭載した時のCPUテスト2実行時の画面です。
ちなみに、近々GeForceのCUDA2.0ベースのPhysXソルバが提供されるので、GeForce8000/9000/GTX200系でPhysXアクセラレータ相当のテストができるようになります(現在βテストが実施中)。
そうなるとGeForce環境の方が3DMarkスコアが高くなるのでATI陣営としては何らかの対応が必要になってくるでしょうね。
すでに謎の有志団体(ATIの中の人か?)によるRADEON版PhysXソルバが存在するという噂がありますが、CALベースでしょうから古いRADEONは見捨てられて、最新のRADEON HD4000シリーズ対応のみっていうことになりそうな気がします。
ちなみに、サイバーリンクが開発中のPowerDirector7のGPGPUベースのエンコーダはCALベースでRADEON HD4800シリーズ専用のようですし。
ATI対NVIDIAのGPU戦争はGPGPUの戦場でも熱い戦いが繰り広げられそうですね
.
Comments