AMDと
マウスコンピュータからの依頼で、少し前に一風変わった仕事をしました。
タツノコプロの取材です。
タツノコプロが、
マウスコンピュータのAMDのA10-6800K APUマシンを大量導入したというので伺ってみたのです。
アニメ制作スタジオの名門 タツノコプロがAMD APU搭載マシンを選んだ理由
http://www.mouse-jp.co.jp/abest/interview/tatsunoko_production/?cid=ss3
APU搭載マシンというと、コストパフォーマンス重視のマシンになります。
それを「アニメスタジオが大量導入」というのは、なんだか不思議な感じがします。
一体何に使うんだろう.グラフィックス制作用途ならばグラフィックワークステーションみたいなマシンを選ぶだろうし…と。
実際に取材してみると、驚いたことに、タツノコプロではなんと、そのAPU搭載マシンを主にレンダリングサーバーに割り当てた…というのです。
ゲーマーにとってはAPU搭載マシンは「ほどよい感じ」でPCゲームが動くエントリー機という感じですが、実際にはA10-6800KともなればGPUは768GFLOPSもあるわけで、確かにレンダリングサーバーに使って使えなくもありません。
実はタツノコプロは、それまで2000年代前半に、かなり高額なグラフィックスワークステーションを某社から導入していたのですが、もう今や、最新のAPUマシンならば、それの10倍近い性能があるわけです。
もちろん、現在の最新のグラフィックスワークステーションを選択すれば、さらにその数倍の性能は得られるわけですが、その1台分の値段で4~5台は導入できるAPUマシンは、タツノコプロにはもの凄く魅力的に見えたようです。
取材を通して思ったのは、アニメスタジオは、ある種、ゲームスタジオよりもシビアにコンピューティングパワーをコストパフォーマンス重視で選んでいるんだなぁ…ということでした。
記事では実際にタツノコプロのスタッフ達のお話も綴っておりますので、興味のある人はぜひご覧下さいませ。
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