日本でのXbox Oneの発売が徐々に具体化してきていますが、先日、Xbox One世代に実践される新しいプラットフォーム参入方式の説明会が行われました。
もう既に2013年時点から予告はされていましたが、無料でXbox Oneのフルスペックゲームの開発に参入できる「ID@Xbox」プログラムがそれです。
Xbox Oneで独立系デベロッパをサポートするプログラム「ID@Xbox」とは。参入説明会に参加して分かった“Microsoftの狙い”
http://www.4gamer.net/games/990/G999025/20140307090/
家庭用ゲーム機は世代を改めるたびに、そのゲーム開発費の高騰が懸念されてきました。ゲーム機メーカーと大手パブリッシャがライセンス契約をしてビジネス面を統括し、開発費をゲームスタジオに援助して開発させるか、あるいは有力ゲームスタジオが自ら参入するか…といったスタイルが主軸になってきました。
マイクロソフトとしてはハリウッド映画的な大作ゲームだけではなく、性能が各段に上がったKINECTを使ったユニークなゲームを作って欲しい思惑もあるので、いわゆる中小規模のゲームスタジオや「インディーズゲーム」の開発シーンにもXbox Oneに参入して欲しいという思惑があり、それを具体的な形にしたのが「ID@Xbox」ということなのでしょう。
すでにXbox360にて、XNAとかXbox Live Arcadeとかで、インディーズゲームシーンの取り入れに一定の成功を収めていたマイクロソフトですが、Xbox Oneでは、通常ライセンシーと一切の取り扱い格差のないXbox Oneの参入機会をインディーズゲームシーンに提案してきたのが興味深い点です。
審査にさえ通れば、Xbox開発機が2台無料で貸し出され、認証済みVisualStudio2012を複数PCにインストールして使い放題、しかも「Unity Pro For Xbox One」も無料で使えるというのだから大盤振る舞いです。開発の際に使用できる情報やライブラリセット、開発者サポートについても、通常ライセンシーと同等になるそうです。
契約の流れや開発したゲームの利益の取り分比率などの詳しい情報は記事の方をご覧下さいませ。
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