(善)力疾走

駆動電力がどんどん上昇するGPU。
PCI-Express時代になって、PCI-Express VGA電源ラインは75W供給の6ピン供給がスタンダードとなった。
さらに電気食いになるGPUはついにこの75Wの6ピンラインを2系統も要求するようになる。

もう、いい加減このあたりで落ち着いてくれるかな…と思ったら2007年には150Wラインの8ピンラインが登場。

この8ピンラインを要求する最初のGPUはATI RADEON HD2900XTだった。

だけど、RADEON HD2900XTは8ピン側の2ピンを未接続で6ピン×2でも駆動できたんだよね(自分でも確認)

けど今回登場したNVIDIA GeForce GTX280は8ピン+6ピンをちゃんと接続して確実に150W+75Wを供給してやらないと動かない。BIOS画面も出てこない。まぁ、稼働時の消費電力が230Wってんだから、そらそうなんだろうけどさ。とほほ。

ボクのGPUテスト用マシンは余裕を見て6ピン電源ラインが4本もあるQUAD-SLI対応800W電源ユニット。
ニンテンドーwiiと同じくらい値段したヤツなので、買い替えるのはもったいなさ過ぎる。

なんとかこれを流用できないかと、足りない2ピン部分を自作してみたんだけど

動きませんでした…。とほほ。

結局、忙しい最中、地元のビックカメラに行って、8ピン電源ラインが２系統ある700W電源を買ってきました。

700Wのこのクラスだとみんな15,000～20,000円しているのに、なぜか1台だけ異様に安いのが…。


アクティス、AP-700GTX
http://www.aqtis.co.jp/p_ap-gtx.html

なんと8980円でした。

ちょっと安すぎて不安だったけど、帰宅して繋いだら見事動作しました。

そういえば、GeForce GTX280は3枚挿しの3Way-SLIに対応しているんで、そんときは8ピン電源×3と6ピン電源×3が必要になるわけだけど、対応電源って現存するんだろうか…

1400W級電源でも8ピン×2+6ピン×2のものしか売っていないようなんだけど…。

それにしても、GPUで200W超の電気喰いって…どんな時代だ…。