新連載、「試験に出るゲームグラフィックス」スタートでございます。
「西川善司の~」という冠がついてないんですけど、ボクの新連載です。
タイトルは、もちろん「あれ」をもじったモノです。
記念すべき第一回目は「ギルティギアXrd-SIGN-」です。
下の動画を見てもらうと分かりますが、どうみてもセルアニメにしか見えません。
しかし、これ、全て「
リアルタイム」の3Dグラフィックスなんです。
試験に出るゲームグラフィックス(1)「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」で実現された「アニメにしか見えないリアルタイム3Dグラフィックス」の秘密,前編
http://www.4gamer.net/games/216/G021678/20140703095/
しかもUnreal Engine3です。
3Dグラフィックスだと動きがスムーズすぎて、セルアニメ風な中のコマが間引かれたようなアニメーションが実現出来ません。
なので、この作品では、ゲームシステムや描画フレームレートとしては60fpsですが、アニメーションとしては中のコマを抜いてテレビアニメ風というかドット画2D格闘ゲーム風に毎秒15コマにしているんですね。
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と、まぁ、日本の職人ぽい技が一杯詰まっているので、是非、記事の方、見てみて下さい。
特にテクスチャに描いた線分表現をジャギー感なしでマッピングする「本村式ライン」テクニック(記事2ページ目)は、なかなかユニークで興味深いですよ。
この「ギルティギアXrd-SIGN-」ですが、今はアーケードで稼働中です。
今年秋にはPS4版が発売される予定で、そちらも待ち遠しいですね。
今回はパート1で、次回、後編のパート2が続きます。
Comments
60FPSでゲーム中も動かせばいいのに
そこをあえてしなかった英断というか
保守的な2D格闘ゲームに悲しさを感じますねぇ