夏から秋にかけてはカンファレンスやコンベンションが集中していて我々の業種は大忙しです。
全部の全部に行く人はほとんどいないですが、幾つかいくだけでも基本的には連続スケジュールです。
自分はというと、8月はカナダ・バンクーバーのSIGGRAPH2014、9月は横浜CEDEC2014、続いて2連ちゃんで海外での某GPUメーカーの発表会、幕張東京ゲームショウ2014という流れです。
ここ数年はあまり忙しくないようにしていた自分も昨年から週刊連載を2本持ってしまったので、この8月9月はキツキツでやってます。ちなみに、このブログもサンフランシスコ空港の搭乗ゲートでの飛行機待ち時間に書いています。ちなみにボクよりも忙しい人が数人いますので、彼らからは「お前はマシな方だ」と言われるかもしれません。
というわけで、まずは、カナダ・バンクーバーのSIGGRAPH2014のレポートが一段落したので寄稿レポート集としてフォローしていきたいと思います。
NVIDIAもHMD関連技術の開発に積極的で、昨年は
ライトフィールド再現型のHMDの試作モデルを発表していました。
今年も同様で、今年は二枚の映像パネルで高解像度映像表現を行う時空間超解像技術と、ピンホールカメラの原理を応用した網膜投写型AR技術を発表していました。
[SIGGRAPH 2014]HMD向け技術開発に積極的なNVIDIA。“半ピクセルずらし”による高解像度化や広い視野に表示できるAR技術をアピール
http://www.4gamer.net/games/999/G999902/20140811060/
ところで、このNVIDIAの一連のHMD関連技術の研究開発をしていた中心的メンバーのDouglas Lanman氏(Research Scientist,NVIDIA)が今年、Oculus VR社に移籍してしまいました。
John Carmack氏も、id softwareをやめてOculus VR社に完全移籍してしまいましたし、なんかOculus VR社はほんと、VR/HMDのドリームチームと化してきていますね。
で、このVRブームですが、一般ユーザーにはどの程度響くのかは未知数ですが、ゲーム開発者やVR研究者にとっては凄い盛り上がりで、今年のSIGGRAPH2014では、EMERGING TECHNOLOGIES展示セクションでも、VR関連の展示が目立っていました。
なかでも来場者の注目の的だったのは、鳥になれてしまう「鳥シミュレータ」です。下の動画を見れば、どんなものか一発でわかるでしょう(笑)
[SIGGRAPH 2014]Oculus Riftと一緒に装着して鳥になる「鳥人間スーツ」が大ウケ。先端技術展示会「Emerging Technologies」レポート Part1
http://www.4gamer.net/games/999/G999902/20140816005/
これまで飛行機に乗れるフライトシミュレーターはいくつかありましたが、実際に両腕をばたつかせて羽ばたいて飛ぶ鳥シミュレータはこれが初めてかもしれません(笑)
3DOFで姿勢が傾くだけでなく、速度が増すと送風機から全身に風が送られる仕組みまで実装されています。
女子校生の家庭教師になれるVRも楽しそうですが、鳥になる…という分かりやすいVRも相当楽しそうですよね
この他にも、面白いVR体験が展示されていたので是非記事の方を見てみて下さい。
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