E3プレスカンファレンスの記事を書きました。
(これがロサンゼルス滞在中の2本目の原稿でした)
ソニー・コンピュータ・エンターテインメント(SCE)のプレスカンファレンスの前半は、「まだ、結論を出すのは早い」「PS3は負けていない」という訴えに終始していました。
SCEとしてはハード登場後わずか2年で勝った負けたを議論するというのはいかがなものか…という論調ですね。
SCEはPS1,PS2が未だ現役なのを基軸にゲーム機10年寿命論を展開しました。
E3 Media & Business Summit 2008現地レポート
SCEプレスカンファレンス~我々は10年スパンで考える
PS3はまだ2年目。遅咲きプレステ3、勝利の方程式
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080716/sce.htm
「プレイステーションの歴史を振り返ると、名作はハード登場後2年後以降から生まれており、PS3にとってその2年目が今年であり、さっそく大ヒット作『メタルキアソリッド4』が出てきたよ。だから、これからなのよ…もうちょっとPS3を見守っていてね…」
というのがE3のSCEプレスカンファレンスの冒頭のメッセージでした。
実際、今年以降は、いろいろと大作は出てきそうなので、楽しみではあるのですが、PS3専用提供はソニーのファーストパーティが中心になります。
PS3の2年目の今年は、確かに、サードパーティスカラもPS3に対応した大作は出てくるのですが、サードパーティ製タイトルは、普通にマルチ展開が成されちゃうのでPS3ならではの旨味は薄れます。ただ、日本の場合はソニーのお膝元のせいか、ソニーに忠義を果たすサードパーティも多いので今年後半にかけてから以降のPS3は巻き返しがあるかもしれません。
まぁ、いずれにせよ、今年の年末商戦は、今後の方向を決定する重要なものになることは間違いなさそうですね。
そうそう。仕事でいろいろと調べ物をしていたら、ゲーム機の累計販売台数をグラフ化しているサイトを見つけました。
これが
2008年7月期までの世界シェアです
現時点でwiiが3000万台、Xbox360が2000万台、PS3が1400万台ですね
2007年中期でXbox360とwiiのシェアが逆転しているのが興味深いですね。
PS3は2008年から結構な上りペースでシェアを広げており、2008年の年末商戦いかんでは世界市場ではXbox360を抜ける可能性もあります。
SCEとしてはまずはXbox360を抜いてじり貧から脱出することが先決といったところですね。
でもって、こちらが
2008年7月期までの日本シェアです
日本ではwiiが640万台、PS3が230万台、Xbox360が63万台です。
日本市場ではwiiはまったくPS3を寄せ付けませんが、逆にPS3はXbox360に圧倒的な差で勝っています。
日本市場では、どうも、今年の年末商戦では順位が動くことはないでしょうね。
個人的にはXbox360には好きなゲームも多いので、もうちょっと頑張って欲しいのですが、この横ばいぶりにはびっくりさせられます。
来年のE3ではシェアがどうなっているか…、そして、それぞれのプラットフォーマーはどんな言い訳をするのか、どんな勝利宣言をするのかが興味をそそられます
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