西川善司の3DGE:知られざるPS4 Proの秘密

 PS4 Proが発売されましたね。
 ボクも発売日に購入しました。

 地元のヤマダ電機で予約購入しましたが、普通に発売日に買えるようでした。

 発売日翌日も渋谷のヤマダ電機を覗きましたが普通に買えるとのこと。PSVRとは違って品不足という事態にはなってないみたいです。Amazonはもう転売価格になっていますが、店頭では普通に買えるかも知れません。



 それはさておき、PS4 Proのスペックや4K出力にはまだまだ秘密がある…と予告されてきたわけですが、今回、まとめて明らかにしてくれました。

 突然、ソニーから連絡が来て「Mark Cerny氏がPS4 Proのハードのこと全部話すから来い」といわれ行ってまいりました。人物以外の撮影は禁止で、なかなかの厳戒態勢でしたが、Cerny氏とほぼマンツーマンで話せる機会はなかなか貴重だったとおもいます。


 前編は、スペック周りの突っ込んだ話です。
 トピックは、PS4 ProにはDDR3の1GBの追加メモリ(という表現をSIEはいやがりますが)が搭載されているという点です。
 実質的にはスワップアウト用のメモリで、有り体に言えばRAMDISKのようなものです。なので8GB+1GBというよりは、8GBの一部を二重化できるという解釈の方が正しいといえます。

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西川善司の3DGE:知られざるPS4 Proの秘密(1)メモリ増量に,Polarisと次世代GPUの機能取り込み!?
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http://www.4gamer.net/games/990/G999024/20161103002/


 後編はPS4 Proで利用される2つのレンダリングテクニックの話題です。
 
 もともと、標準PS4でフルHDがギリギリのシェーダー負荷のゲームは、PS4 Proでもネイティブ4Kレンダリングは難しいと言われてきました。実際、GPU性能が標準PS4の2倍強しかないので、4倍解像度の4Kをそのままレンダリングできるはずもないわけです。

 ただ、そこはそれ。
 ユニークな方法で、ネイティブ4Kレンダリングに迫る画質を実現します。
 後編はそのテクニックの詳解です。
 ファイナルファンタジーXVも、今回紹介したテクニックを使っていますよ。

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西川善司の3DGE:知られざるPS4 Proの秘密(2)明らかになった「4Kレンダリングのレシピ」
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 ちなみに4Kブルーレイ(UHD BD)は、YUV=4:2:0の4K映像ですから、輝度解像度はリアル4Kですが、色解像度はフルHD相当しかありません。それをテレビ側でクロマアップサンプリングして表示しているわけなので、ある種、PS4 Proと似ています。

 もともと今回紹介した技術の発祥は、とあるゲームスタジオのPS4とXbox Oneのマルチ展開タイトルで、GPU性能がPS4の3分の2しかないXbox Oneで、レンダラーもアセットも変えないでPS4に近い画質にするためにはどうすればいいか…と考案された技術が元になっていると聞いています。

 それにしても面白い技術です。
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