2017/12/26 火
07:07 | posted by
西川善司 (お問い合わせ)
技術評論社から、スクウェアエニックスの「ファイナルファンタジーXV」の開発メンバーらが執筆した「ゲームエンジニア養成読本」が出版されました。
著者は長谷川勇氏、佐藤達磨氏、南野真太郎氏のお三方です。
昨今、FFXVの取材が続いたこともあってメンバーとは親交が深くなったことで、献本を頂きました。
ゲームエンジニアとして必要な知識の紹介、そしてUnreal Engine4を使ってのゲーム開発の取り組みなども紹介されています。
個人的に特に面白いと思ったのが、5.2章のマルチスレッドプログラミングについてのところです。ここではジョブスケーラのマルチスレッド化などに触れられており、昨今のマルチコアCPU前提のゲーム開発においては必須のソフトウェアアーキテクチャの概念です。「ミューテックスの回避」などについても言及されていますが、このあたりは超リアルタイム志向のゲームでは、一般的なアプリケーションとは違った思想が求められます。
Kindle版もあるようですね。
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