毎年、恒例となっている「サムスン対LG」対決レポートを今年も。
まぁ、日本の読者はそんなに関心は高くないだろうな、と思いつつも、北米というか世界的な家電製品の動向を見るにあたって、本流はもはや韓国勢という感じなので、一応レポートするようにしています。
映像機器やその他の家電製品に関しても、この2社が世界シェアナンバーワンとツーですからね。
ただ、ここに来て「変化の兆し」も見えてきています。
近年、実はテレビ製品に関しては、エントリークラスは中国TCLが躍進していて、ハイエンドクラスに関してはソニーが奮闘を続けているのです。
西川善司の大画面☆マニア第242回
激しさを増す“サムスン 対 LG”。サムスンが「マイクロLEDテレビ」を'18年に投入!?
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/1101020.html
知っている人も多いでしょうが、サムスンはテレビに関しては、有機ELをあきらめてしまいました。
LGパネルを使ってサムスンが有機ELテレビを作ることはプライド的にあり得ないので、昨年からサムスンはまさかの「有機ELテレビは大したことない」キャンペーンを展開していました。さすがに同じキャンペーンを二年続けるわけにも行かず、今年、サムスンは液晶でも有機ELでもない「マイクロLED」テレビの発売を予告しています。
これは2012年にソニーが試作機をCLEDISとして発表したことで話題になったアレと同じ方式です。
たしかに有機ELパネルの次は「マイクロLED」という流れは有望視されているので技術的視点で見ると面白そうではあります。
ただ、今年発売予定のヤツは146インチという画面サイズですし、安く見積もって数百万といったかんじですね。
とにかく、安泰ではなくなりつつあるサムスンの「暴れ」(≒反撃?)に2018年は注目です。
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