E3のゲームグラフィックス講座の後編です
今世代の3Dゲームグラフィックスは「法線マップ」「リアルタイム陰生成」「HDRレンダリング」の3つで、底上げがなされましたが、どれも似通ってきています。
そこで、そこからの脱却をしようともがき始める動きが出てきています。
それぞれは独創的なアイディア主導のものなので、メインストリームにはなりにくいですが、他との「違い」をアピールするには効果的だといえます。
ハードウェアのポテンシャルが上がったことの性能の活用を他とは違う形で使うんだ…というアンチテーゼみたいな意味合いもあるかもしれませんね。
西川善司のE3ゲームグラフィックス講座(後編)
独創表現によって生まれた次世代3Dゲームグラフィックスたち
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080805/3de3.htm
記事では「MIRROR'S EDGE」「MADWORLD」などを紹介していますが、個人的に「PRINCE OF PERSIA」が気に入っています。
今世代の平均的な3Dグラフィックス技術ベースにしながらも、動的にキャラクタだけに「セルシェーディング」「焼き込み陰影」「リアルタイム稜線」を付加したビジュアルになっていて、なんというか、今世代のゲーム世界に、旧世代のゲームのキャラクタがハイデフになって迷い込んだみたいな味わいになっています。
記事にはムービーも上げてあるので、是非見てみてください
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