サンフランシスコ滞在中に、NVIDIAとプライベートミーティングをしまして、その時のネタがやっとNDA切れとなったので記事に致しました。
西川善司の3Dゲームエクスタシー
「GeForce 9800 GX2」登場。ハイエンドGeForceはマルチダイカードに http://www.4gamer.net/games/046/G004601/20080318003/
GeForce9800GX2というたいそうな型番がついていますが、実際の所は、GeForce8800GTのフルスペック版を2基搭載した単体SLIカードになります。
ここ数年、すでに単一ビッグチップなウルトラハイエンドが商売として成り立っていなかったので、利益率のいいミドルハイクラスのチップを広く活用して商売する方式に切り換えた、というところでしょう。
ライバルのAMD(ATI)もまったく同じ戦略でRADEON HD3870X2を出してきています。
CPUはマルチコアがトレンドですが、GPUはウルトラハイエンドに限っては「マルチダイ」が主流になりそうです。
今後、しばらくはこの流れが続くと見られます。
言いたいことはいっぱいありますが、最大の弱点は
「SLI最適化されたアプリケーションを動かさないとまったく意味がない」
という部分でしょうね。
利点は、
「これまでの1ビッグチップのウルトラハイエンドの価格と比べれば大部安くハイエンドパフォーマンスが得られる」
というところでしょうか。
ただ、これまでGPUメーカーが言ってきた「2年で性能を二倍にする」というコンセプトは崩れ去ったことになります。
GPUメーカーとしてはウルトラハイエンドの存在自体をフェードアウトさせていきたいのかもしれませんね。
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