2008年秋冬モデルのREGZA 7000シリーズは、超解像技術を搭載したことが話題になっていますが、この機能は全モデルに搭載されているわけではありません。
超解像機能が搭載されているのはZ,ZH,FH型番の3シリーズで、今回の大画面☆マニアは、この超解像技術搭載モデルのうち、最も安価でコストパフォーマンスに優れたFH7000シリーズを取り上げました。
第103回:REGZAの超解像技術の実力を試す
~ 地デジ画質に明確な違い。東芝「46FH7000」 ~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081114/dg103.htm
FH7000シリーズは、機能全部入りのZH7000シリーズに対し、
・ネット連動機能が省略されている
・スピーカーが1WAY(フルレンジ)ユニットになり音質面で妥協がある
というコストダウンが計られています。
ただし、以下のような特徴があります
・超解像技術搭載モデルでは最安
・300GB内蔵HDDで録画対応。eSATA外部HDDにも録画可能
・狭額縁デザイン
・色が銀、青、赤から選べる
画面サイズが40インチ、46インチしかないですが、全モデルがネイティブコントラストに優れた垂直配向(VA)液晶パネルを採用しているのが隠れたポイントです。
記事ではあえて触れていませんが、実は上位のZHの42V型、Zの42V型、37V型はネイティブコントラストにハンデのある横電界(IPS)液晶パネルになっています。
IPSパネルの方が斜めから見たときの色変化が少ないですが、正面から見たときの暗部階調はVAパネルの方が優れているといわれていて、これはネイティブ・コントラストのスペック値にも現れます。
(ちなみにREGZAのネイティブコントラストはスペック表記のダイナミックコントラスト値を10分の1にした値です)
VAパネルで40V型の超解像対応モデル40FH7000は、
40インチ前後の普及サイズ帯で超解像対応という意味でも存在感があると言えます。
最後に、掲載原稿では圧縮されて表示されてしまっている超解像映像の比較の一部を拡大して示しておきましょう
1080p 原画像
720p 超解像オン
720p 超解像オフ
1080p 原画像
720p 超解像オン
720p 超解像オフ
1080p原画像と720p超解像オンを比較した感じでは、当たらずとも遠からず…といった感じでしょうかね。
現在のREGZAの超解像では補正フィードバックが1回のみで、これを複数回行えるようにするのが、現在開発中の「CELL TV」だと言われています。そうなると、もうちょっと、復元精度が上がるのかもしれません
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