今回の大画面☆マニアRGB-LEDバックライトを採用し、エリア駆動バックライトシステムまでを実装したソニーのブラビアXR1の55インチモデルKDL-55XR1を評価しました。
最初は「そんなにソニーがいうほどは...」と高をくくっていたのですが、いい意味で期待を裏切られました。
画質はかなりいいです。
直下型LEDバックライトのエリア駆動はかなり色ムラや輝度ムラの抑制が難しいはずですが、うまくチューニングさています。
初トリルミナスのQUALIA005で「こんなはずでは…」と思った人も今度のXR1は大丈夫です(笑)
西川善司の大画面☆マニア第104回
メガコントラストと高色深度が織りなす超視覚体験
~ RGB LED+エリア駆動の実力は? ソニー「KDL-55XR1」 ~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081121/dg104.htm
沈み込んだ暗部ときらめく明部が1フレーム内に同居しているコントラスト感、そして暗部から明部に至るまでリニアな色特性は、「ディスプレイパネルに表示される映像」としては今まで見たことがない映像美になっています。
特に、暗部付近の階調に濃い色味を残して描き出される暗めの映像は、人間の視覚特性で現実世界で体験し得ない、理想的な情景が描き出されているため、まさに超視覚体験だといえますね。
KDL-55XR1の画素は、なんというか液晶のリニアな特性と、ブラウン管やプラズマの自発光のハイコントラスト感のいいとこ取りな感じなんです。
RGB-LEDバックライト70インチのKDL-70X7000は約400万円もしましたが、あのRGB-LEDバックライトのシステムをエリア駆動に対応させ、55インチで50万円にまで押さえ込んできたソニーの心意気には拍手を送りたいと思います。
シャープもLEDバックライトをやってきましたし、今後はこの流れで競争が激化すれば普及期にもこのレベルのバックライトシステムが来ると嬉しいのですが、直下型はLED個数が多いせいで消費電力がやたら高くなる弱点はなんとかしないといけませんね
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