映像機器、ディスプレイパネルの仕組みの図解や高画質技術の動向をまとめた自著「次世代デスプレイがわかる」が12月5日に技術評論社より発売されました。
仕事や取材の合間に書いていたので執筆期間は大部長くなってしまいましたが、なんとか完成に漕ぎ着けました。
2008年12月5日発売
西川善司 著
A5判/192ページ
定価1,974円(本体1,880円)
ISBN 978-4-7741-3676-9
目次はこんな感じです
第1章 最新ディスプレイ技術事情
第2章 液晶ディスプレイ
第3章 プラズマディスプレイ
第4章 投写型ディスプレイとマイクロディスプレイ技術
第5章 ディスプレイを支える光源技術
第6章 有機ELディスプレイ
第7章 電界放出ディスプレイ
第8章 最新高画質化技術
第9章 その他のディスプレイと将来のディスプレイ技術
第10章 ディスプレイ技術に関連した用語解説
ブラウン管の話題は編集部の強い要望で冒頭にほんの少しだけ入れていますが、現在主流のディスプレイパネルの話題が中心です。
液晶、プラズマ、有機EL、電界放出などはもちろん、ボクらしくマイクロディスプレイやプロジェクタに関しても取り扱っています。
珍しいところでは最新の光源技術の動向や映像エンジンまでを網羅しているところでしょうか。
有機ELの対抗馬として俄然注目されている
フルカラーの無機EL、未来のディスプレイとして実用化が始まりつつある
裸眼立体視の構造や仕組みについても解説しています。
サンプルページとして無機ELディスプレイについての解説ページを示しておきます。
こんな感じで、左に本文、右に図解と言う構成で、見開きでひとまずのテーマが読み切れます。
トイレに置いておけば、用を足しながらのトイレ本としても最適です(笑)
この本を読めばわかるウンチク・クイズを1つ。
コンビニやスーパーのレジの青緑で明るく金額が表示されるあのディスプレイはなんというでしょうか。こういうやつ。
実はこれ、液晶ではないんですよ~。
答えは本書のp.140に載っています
(理系の人は知っている人が多いと思いますが…)
というわけで、多分増刷の可能性は低いと思うので(笑)、お求めはお早めに~!
【2009.1.22追記】
以下、正誤表です
■p.14
(183ページ参照)
↓
(182ページ参照)
■p.23
11V型・2008年発売
↓
11V型・2007年発売
■p.27
4:03
↓
4:3
★追加
WQXGA 2560×1600 16:10
■p.64
不活性ガスを放電させて
↓
不活性ガスに放電させて
■p.83
リアプロの設置とスクリーン特性
↓
プロジェクタの設置とスクリーン特性
リアプロの設置法
↓
プロジェクタの設置法
■p.93
下の図中
カラーホイールの位置がおかしい
↓
ずらす(参考↓)
■p.107
RGB-LEDバックライトシステムはNTSCやCCFLなどに比べ
↓
RGB-LEDバックライトシステムはCCFLなどに比べ
■p.162
色変換の傾向に着目して解像度を上げる
↓
色変化の傾向に着目して解像度を上げる
と言う「色変換の傾向」
↓
と言う「色変化の傾向」
■p.171
図の位置が上下入れ替わっている
「無機EL発光の原理」の図が下にあって
「無機ELディスプレイの構造」の図が上にある。
小見出しをそのままに上下位置入れ替え。
■p.178
目が見えない人のための
↓
目が不自由な人のための
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