DirectX10.1対応タイトル…というふれこみで登場したUBI SOFTの「FARCRY2」ですが、ATIジャパンではどこがどう対応しているかは把握されていないようで、自分なりに調べてみました。
西川善司の3Dゲームエクスタシー
「Far Cry 2」のグラフィックスオプションで知る,マルチプラットフォームタイトルの現在
http://www.4gamer.net/games/016/G001684/20081219084/
結論から言うと、FarCry2では、オプションでは動作モードをDirectX9、DirectX10のいずれかに切り替えられるのですが、DirectX10.1対応のRADEON HD4850を搭載したシステムでも「10.1」というモードは出てきませんでした。
また、それどころか、DirectX9モードとDirectX10モードの、両者間で大きなビジュアルクオリティの差異も認められませんでした。
FarCry2はPS3,Xbox360とPCとで、同仕様のゲームコンテンツを提供したかったのでしょう、FarCry2のエンジンのDUNIAエンジンのグラフィックスの仕様決めはPS3,Xbox360に合わせる形でDirectX9/SM3.0ベースで行われたと思われます。
そして、このDirectX9/SM3.0ベースのエンジンを高速化の意味合いでDirectX10.0、ないしはDirectX10.1へ最適化したということなんでしょうね…
さて、FarCry2は、天候制御と動植物生成がプロシージャル技術によって実装されているということがアナウンスされてきましたが、こちらは、かなり見応えがあります。
たとえば上の写真。これ、特にイベントのショットではなく、FarCry2では、日常的に起こる日没です。大変きれいなんですよ。これ。
ゲーム内時間で一日、クエストに振り回されていると、本当に日が暮れちゃうんです。太陽はリアルタイムでゆっくりと動いてますし、太陽の位置で空の色も変わりますし、雲も変化します。夜になると月も昇りますし、星も輝きます。
ゲーム世界で自然の雄大さを感じる…というのは変な話ですが、ゲームステージが完全リニアスケールな50平方キロメートルのオープンフィールドで設計されていて、目的地に移動するのにも、追いはぎも出現する危険な道なき道を実際にジープを走らせて移動しなければならず、とにかく、ほんとにアフリカの未開地に放り出されたような疑似体験ができます。
なお、ゲームシステム的には、「NPCからクエストをもらって、これをこなして賞金を稼ぎ、情報を獲得したり、装備をグレードアップさせていく」という感じの、典型的なRPGスタイルになっており、ちょっとユニークです。
ちなみに、偶然にも同時期に発売されたベセスダ・ソフトワークの「Fallout3」もそんな感じのゲームシステムのようですね(こちらは、まだ、未チェック)
そうそう。
FarCry2はバッチ実行や結果データ保存機能までを持った、高機能なベンチマークもソフトモードも搭載されているので、ベンチマーカーにもおすすめなタイトルといえるかも..
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