HDRレンダリングの話の続きです。
HDRレンダリング第三の効能は、最も視覚的にわかりやすいものです。
そう、高輝度部分から光があふれ出す画像処理を施すことで表現される、「グレア」とか「ブルーム」の効果を出せるというアレです。
西川善司の3Dグラフィックス・マニアックス第44回
HDRレンダリング(4)~HDRレンダリングの第三の効能
http://journal.mycom.co.jp/column/graphics/044/index.html
これを施すことで、視覚的、あるいは写真的にリアルで印象深いビジュアルを作り込むことが出来るようになります。
ただし、現状の3Dゲームグラフィックスでは、このブルームやグレアについては、物理的な正しさよりもアーティスティックな視点で見て美しいか否かで判断されて設計、実装される傾向にあります。
記事にも示した「DeusEx2」(ION STRORM 2004)では、かなり強めに強輝度部分をぼかしてしまっているため、リアルからはほど遠いですが、何となく、幻想的なビジュアルになっています。
・ライトブルームオフ
・ライトブルームオン
カメラ的なシミュレーションに徹底するのか、このDeusEx2のようにとことんアーティスティックな方向性に振るべきなのかは、好みにわかれるようですね..
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