西川善司の大画面☆マニア第113回:International CES特別編

 その他の映像機器関連の技術をまとめてみました。

●立体視
 今年のCESで印象的だったのは、大手メーカーがこぞって立体視関連の技術展示を精力的に行っていたことです。

 パナソニックはブルーレイソフトに立体視規格を盛り込もうとしてがんばっていましたし、ドルビーは既存のブルーレイ規格で立体視を行おうとするソリューションを発表していました。
 サムスンも2D映像から3D映像に変換する興味深い展示を行っていましたし、なんだかもう、立体視祭り状態です。

 ただ、立体視の技法そのものについては、従来の眼鏡立体視やレンチキュラーレンズやマイクロレンズを使った裸眼立体視といった、昔ながらのもので特に目新しいものはなく、それよりは「立体視を身近な存在にする」ということに各メーカーは躍起になっていたと感じました。

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西川善司の大画面☆マニア第113回:International CES特別編
2009年に注目したい映像最新技術
~3D、有機EL、次世代高精細パネル、超解像~

http://av.watch.impress.co.jp/docs/20090120/dg113.htm

●有機EL
 有機ELは韓国勢もがんばってはいますが、あまり急いで製品化しようという意志は感じられませんでした。

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 ソニーからも、XEL-1の次が出てきませんし、有機ELは、しばらく、このまま停滞ムードが続くのかも知れません。
 まぁ、テレビ製品は価格競争がものすごいのでプレミアムな位置づけの有機EL製品は「景気回復を待ってから…」ということなのかも知れません。
 ソニーには早く27V型のアレを出して欲しいんですけどねぇ

●高解像度パネル
テレビ製品のフルHD化が浸透してきたと思ったら、今度はその上を行く800万画素クラスの高解像度パネルの話題が台頭してきました。

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 コンテンツもないので、メーカーもあまり真剣に普及を考えてはいないようですが、大型画面サイズのプレミアム製品や業務用製品としては2009年以降、製品化がありそうです。

●超解像技術
 東芝から始まった、失われた映像情報を復元する解像度変換技術「超解像技術」ですが、今年のCESでは、各メーカーが独自の超解像技術の提示を行ってきました。
 韓国勢も内容はブラックボックスですが、関連技術展示をやっていましたし、超解像は2009年以降ブームになりそうです。
 非リアルタイムですが、注目の超解像技術はやはりMotionDSPでしょう。

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 時間軸方向に探索するため、リアルタイム系とは異質な画質向上が実現されます。
 時間方向のノイズも解像度を散らさずに低減できるので地デジのブロッキーな映像もきれいに出来そうですし、ハードディスク・ビデオレコーダーにこの機能を積んだら面白そうですよね
 MotionDSPのスタッフと話したところ、すでに日本の家電メーカーからのコンタクトがあったとか。
 どこが一番乗りでやってくるのかな...



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