雑誌やコミュニティで盛り上がる次期RX-7論議。
RX-7(FD3S/6型)を2001年に新車購入して今も乗っている自分的には、結論から言えば、どうでもいい、という立場です。
というか、今のRX-7/FD3Sのオーナーってどのくらいマツダにロイヤリティ(忠誠心)があるんだろうって思うんですよ。
ボクなんか特に、マツダはそんなに好きでもないし(嫌いでもない、普通)、たまたま惚れ込んだ車種がマツダ製だったというだけで、全くRX-8には興味ないし、たぶんでないだろうけど万が一、次期RX-7が出てきても高確率で、あまり興味湧かないと思うんですよね
今のマツダのデザインや性能設計動向を見ると、自分の気にいるような車になりそうもない。(RX-8を見たときに全くときめかなかったから)
今のロードスターなんかを見ると、人馬一体というキーワードが、昔はともかく、いまはなんとなく、後付けのゴマカシみたいないいわけ感が漂っているし、RX-8もなんというか「うちら細々ロータリーやってるんで、あんたら買い支えてくれへんか?」みたいなメーカーの都合みたいなものばかりが感じるし。
そうそう。あえていうと、今のロードスターやRX-8に、スポーツカーの憧れみたいなものが感じられないんですよね。
(「RX-8はスポーツカーではない」と、オーナー自らが主張する場合もあるんですけど、それは置いておきます)
もともとスポーツカーって、使い勝手を二の次にして、
あえて選ぶタイプの車なんだから、メーカー側の都合に迎合する必要はないし、最もメーカーの信者になんかなって買っちゃいけない車なわけです。
だから、車側の方から、なんか「すげぇ」とか「かっこいい」とか「ほしい」とか「乗ってみたい」って思わせなきゃいけない。
今だと、マツダのRX-8やロードスターにはそんな魅力ないし、むしろ、デザイン的にはビーバーみたいな見た目でダサさ満点の35GTRの方がそういった魅力はあるかな、と。
何も値段が高くなくてもそういう車は出来るわけで、例えば、使い勝手としては最悪な2シーター軽自動車スポーツカーのコペンは、そういう魅力をうまく出せていることが功を奏して、このご時世で、ここ数ヶ月の販売台数を見てもRX-8やロードスターの1.5倍から2倍売れている。
スポーツカーってのは専用設計がおおくなるから開発にカネ掛かるし、売れないものを少ない予算で頑張って作ってもいいものは出来ないと思うから、まずはまともな日本産スポーツカーが生まれてくる社会的バックグラウンドというか経済的土台みたいなものから再構築していかないとダメだと思ってます。
RX-7/FD、80スープラ、MR2、32GTR、Z32、シルビア、NSX、(いちおうGTOやアルシオーネも?(笑))みたいな名車と言われるスポーツカーって、バブル時期に登場しているわけですが、あのころってやっぱり名車たるスポーツカーを生める時代の潮流があったわけで、バブル時代をもう一度っていうわけじゃないけど、スポーツカーって面白いじゃん、っていう風潮になるまでは、じっくり堪え忍ぶしかないかな、と思ったり。
その意味では、RX-7はむしろここ2,3年で復活する必要はないと思うし、して欲しくもないかな。不人気で短命で終わるよりは、FDみたいに11年間も継続的に生産されたほうが名車としての価値も評価も高まるだろうし。
マツダとしては次期RX-7の前に、RX-8をテコ入れしてロータリーエンジンの価値というか存在感を高めないとダメだろうな、と。
Comments
流石にGTRと比べるといくつかの点で、明らかに古い車になりましたが、私は、大切に乗るつもりです。
FD降りられたんですね。寂しいです。
私は、2型、4型、6型(SPIRIT-R)と乗り継いできたFD人間ですが、やはりGTRには、魅力がありますよね。でも、キーホルダーには、感動しました。
実は、昨年SPIRIT-Rを手に入れて、アクセラ、デミオと、3台購入した珍しい男です。FDは、温存して乗ってます。7000キロのレアものでしたから、未だ慣らしです。GTRの情報も楽しみにしてます。
私は、大切にFDに乗ってます。
出せばみんな、手をたたいて喜ぶでしょうが、誰も買わない、なんて、状況が見えてます。
マツダが今、スポーツカーを作っているのは、本当ですが、(※関係者から聴きました。)だからといって、このご時世に出せるかというと、疑問を感じます。
8は、別物ですね。
FDに関しては、全く同感です。どんなシーンにおいても、FDは、かっこいい。しかし、社会的な情勢その他逆風の中、セブンの後継は、みっともない物に成るのではないかと心配です。名前は変えてほしいですね。
http://response.jp/article/2011/05/23/156785.html