今期の
レグザの高画質モデルは、一斉にクリアパネルを採用したことが第一の特徴です。
そう。あの表示面がハードな、いわゆる光沢パネルです。
ノートPCではクリアパネルの方が大多数派となりつつありますが、液晶テレビでは依然と表示面がふにゃりとしたノングレアパネルが主流なのです。
液晶テレビでノングレアパネルが主流となったのは周りの情景が映り込むことを嫌ったためなのですが、出力光が拡散してしまうため画素が視覚的にぼやけてしまったり、黒浮きを誘発しやすくなります。
画素をクリアに描き出し、なおかつ輝度/色ダイナミックレンジ的にはクリアパネルの方が優位なのです。
ノートPCでもAV機能に重きを置いたモデルはみんなクリアパネルですよね。
そもそも、プラズマテレビはいわばクリアパネルみたいなもんです。
プラズマは「映り込み」問題については、ある意味、なかば開き直った、
使い手が分かって使うという気構えを前提としていました。
その理屈が通じるならば液晶テレビにも「映り込み」を気にしないで、それ自身の画質ポテンシャルを極めたモデルがあってもいいじゃないか…。
そんなコンセプトから今期の東芝レグザはクリアパネルの採用に踏み切ったといいます。
西川善司の大画面☆マニア 特別編 ~ 東芝 REGZA 47ZH8000 ~
超解像モデル第二世代はフルHDクリアパネル採用で暗部ダイナミックレンジにメスを入れる!
http://ad.impress.co.jp/special/regza0905/
コントラスト感はさすがです。
今までの液晶の黒浮き問題の原因はノングレアの拡散特性にあったのではないか…と疑いたくなるほど黒がしまっています。
また色ダイナミックレンジも広がったことから暗部の階調解像力がよくなっています。
残像低減については倍速駆動にインパルス駆動を組み合わせたハイブリッド倍速駆動メソッドを採用しており、かなりいい感じです。
あと、本文でも触れていますが、かなり地味な機能ですが、
ボクの要望が取り入れられました。
3月のレグザ開発チームとのミーティング時にも「
あれ、やっと入りましたよ」といわれました(笑)
どんな機能かは本文をご覧くださいませ(笑)
そうそう。
今期のレグザの超解像ロジックのコアは先代から大きな変更ありませんが、映像信号で判別して超解像をオン/オフするのではなく、映像そのものの解像度解析を行って、適切な超解像処理を行うような賢さが盛り込まれました。
このあと、来月には、大画面☆マニアでは白色LEDモデルのレグザZX8000シリーズを実際に借りて評価する予定です。
こちらも、こうご期待
...!
Comments
20インチ前後クラスの近場で見ることになる、中型パーソナルモデルにはあっても良さそうですねぇ
大画面マニアに取り上げられていた時はRGBだったのに白色になったんですね。
次回要望にはぜひPicture in Pictureを出しておいて下さい、西川さんが要望を出すと搭載されるらしいので(笑)
これは5段階まで変えられるはずですので、設定を変えてみてください。
マニュアルはこちらです
http://www.toshiba-living.jp/search.php?lv=3
超解像処理を期待しつつ、実物を見に行ったのですが、処理ON時印象ほどきれいになった印象はありませんでした。無理を言って地デジ放送を映してもらったのですが、画面全体が変わるイメージだったのが、画面の一部を指してこのあたりが綺麗になりますとういう感じ(そういうプレゼン表現)でした。期待過度だったとういう事でしょうか。