前回からの続きです
田村氏の講演がとてもわかりやすかったのは、いきなり動的PRTの話に行かず、静的PRTをまず考え、「この静的PRTを
動かす」という発想を、イメージしやすく解説してくれたことでした。
西川善司の3Dグラフィックス・マニアックス第67回
事前計算放射輝度伝搬(PRT)~PRTの基本。静的PRT(2)
http://journal.mycom.co.jp/column/graphics/067/index.html
田村氏の取り上げた例では、グローバルイルミネーション(GI)情報を頂点で持たせる実装のため、この方法ではただのまっさらな平面であっても事前に多頂点で分割した多ポリゴンである必要がありましたが、セガの「ソニック・ワールドアドベンチャー」では、適当な粒度のテクスチャのテクセルにGI情報を持たせる実装となっていました(GIテクスチャ)。
そして、このGIテクスチャをストリーミングしながら適用していく…という大胆な実装となっていました。
確かに、ストリーミングというアイディアの方を優先すると、テクスチャの方がスマートな気がしてきますね
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