長きにわたって続いたHDMI編。今回が最後になります。
HDMI階調レベルの設定が出来るディスプレイ機器については、救いがあるんです。
設定すれば、ちゃんとした出力ができるんですから。
しかし、このHDMI階調レベルの設定をユーザーに開放していない製品が結構あります。とくにテレビ製品は半分以上がこの設定を持っていないようです。
HDMI編ラストの今回は、そうしたディスプレイ機器で、どうやったら正しい表示を得られるか、その最後の手段を紹介します。
【(善)後不覚】HDMI接続,最後の手段
http://www.4gamer.net/games/095/G009575/20090916033/
仰々しいことを言っていますが、やることはシンプルです。
知っている人には当たり前のことなんですけど、テレビ側にある画調モードを切り換えることで、正しいHDMI階調レベルを得られることがあります。
こうした機種では、おそらく「HDMI階調レベルの設定をユーザーには開放しないが、画調モードにHDMI階調レベル設定を盛り込んでいる」ということなのでしょう。
テレビの画調モードを切り換えたことがない人は今回の記事を参考にしてPCやゲーム機を接続したときの適正な画調モードに切り換えてください。
自分の周りでも、意外に多くの人が、テレビを買ってきてそのまま見ているという人が多く、人の家に遊びに行くと
テレビの画調が「ダイナミック」に設定されたままだったりするんですよね。
「ダイナミック」モードは「
店頭でいかに明るさとコントラストを大きく確保してめだてるか」に特化した画調モードなので、映像の情報を少なく見ることになりますし、なにしろそのテレビの映像パネルのポテンシャルが活かされないことになるので、もったいないです。
最近では視聴環境や視聴映像の種類に合わせて自動的に画調を切り換えてくれるテレビ製品も多く出てきています。
ただ、そうした機種でも、さすがにゲーム機かPCかまでの機器判別まではできていないので、調整やモードの明示設定の余地はあります
.
Comments