6月1日まで上野の国立科学博物館で開催中のロータリーエンジン40周年記念展ですが、27日はロータリーエンジン車のユーザーカーが博物館前の敷地に展示されました。
トータルで80数台あったようです。
うちのもこんな感じで並べさせてもらいました。(右端)
セブン系はFD,FC,SAとバランスよく並べられていましたね
ルマンカーの787Bも展示され、その甲高いエンジン音のデモンストレーションも行われました。
あまりの音量に上野公園の鳥たちがギャーギャー騒ぎ出すという珍現象が起こりましたけど、これがファンファーレのような感じで上野公園を散歩していた人々の足を国立科学博物館に向かせることにもなっていたようです。
旧車勢もかなり集まりました
ロータリーエンジン車というと、今でこそスポーツカーがイメージされますけど、当初は普通の車種にも搭載していたんですよね。
年配の方達に人気だったのはコスモスポーツですね。
ロータリーエンジン車の記念すべき第一号ということもあって博物館の正面に並べられました。
博物館内の展示はこんな感じです。
エンジンの解説パネルにはお父さんが、ミニカー展示コーナーには子供がかじりついていました。
屋外には実車が勢揃いしていた関係で、ミニカーを欲しがる子供が多かったようです。物販コーナーでミニカー売ればよかったのにね。
ロータリーエンジンの解説付き分解ショーも行われました。
マツダ本社のロータリーエンジン先行開発部隊のスタッフが自ら実演するという貴重なショーです。合間合間に入る解説がとても興味深かったです。これはお勧め。
ちなみに彼らは新型ロータリーエンジンの「16X」の開発に携わっているスタッフでした。16X開発にはCAEによるシミュレーションも効果的に利用されているそうで40年前のロータリーエンジン開発の時とは違ってかなり理詰めな設計が行われている模様です。期待できそうですよ。
午後にはマツダの常務執行役員の羽山信宏氏、うちのRX-7(FD3S)の生みの親である元RX-7開発主査の小早川隆治氏などの講演も行われました。
ボクは初めて聞いた話ばかりだったのでかなりいい体験をさせてもらいました。
午後6時には博物館が閉館となるため、午後5時からはユーザーカーの移動が始まりました。
色とりどりのコスモスポーツがライトを点灯させながら博物館前を走り去っていく姿はなかなか壮観で、公園の散歩客もものすごい数が集まりこれを見守りました。
ボクのセブンもこの中を走り去ったわけですが、ぼくの車もフラッシュをばしゃばしゃとたかれてなんかえらくなったような不思議な気分を味わいました。
787Bは自走で退去できないのでキャリアのトラックに乗せての移動になりました。
車幅がでかいのでキャリアの荷台ギリギリでしたね。
夜は懇親会が行われたのですが、常務の羽山氏、元セブン開発主査の小早川氏と、名刺交換をさせてもらいました。やったー!
懇親会が終わった夜九時の博物館前には、MAT仕様のコスモスポーツがあるのみ。
このユーザーカー展示、ロータリーエンジンの解説付き分解ショー、ロータリーエンジン関係者の講演はまた5月31日も行われます。
興味のある人はぜひ、次回参加を!
■「ロータリーエンジン車発売40周年展」の実施概要
開催期間: 2008年4月22日~6月1日(休館日は月曜日。ただし、日・月曜が祝日の場合は火曜日)
場所: 国立科学博物館(上野本館)
〒110-8718東京都台東区上野公園7-20 ◇ ハローダイヤル:03-5777-8600
アクセス:http://www.kahaku.go.jp/visitor_info/ueno/access.html
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)。ただし、金曜日は9:00~20:00(入館は19:30まで)。また、4月26日~5月6日の期間は9:00~18:00(入館は17:30まで)。
入場料: 一般・大学生:600円(20名以上の団体は300円)、小・中・高校生:無料。
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