東京モーターショウの話(4)~GT-R 2010年モデル、スズキのキザシ、アウディR8を目撃!

 日産ブースはこぢんまりしていましたし、ステージショウも地味でしたが、人気はありました。

 40周年記念モデルが発売中のZ34型の新フェアレディZやマイナーチェンジしたばかりの2010年モデルのGT-Rなどは知名度の高さもあって東京モータショウプレミアムではないカタログモデルの展示にもかかわらず人気が高かったです。

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 2007年開催時は、運転席試乗は抽選だったGT-Rも、今年は並べば誰でも運転席に座れるので列が出来てました。

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 2010年モデルはオーナーでないと分からないレベルの改編しか行われていないのですが、インテリア関係でいうと、CFスロットが廃止されてUSB端子が実装された点がトピックです。USB端子経由で走行データを拾ってこれるらしいですが、そのソフトはまだ未発売です。

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 助手席は並ばずに座れるので乗り込んでみました。
 GT-Rのナビは日立製しか選べず、その機能の低さが気になるところでしたが、今回の2010年モデルでは、やっと地デジチューナーが一体化されたそうです。パイオニア(カロッツェリア)のナビを入れたいな-、と思った人はどうしてるんでしょう??

 エアコンの送風口がやたら上にあるのが相変わらず気になるところです。

 GT-Rの運転席には知人の愛車で座らせてもらったことがあるのですが、パドルシフトがステアリングの回転に追従しない固定式なところを不満として挙げられていました。そのあたりは直ってないのかな?

 カタログモデルの展示が中心と言えば、マツダブースもそうでしたね

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 2年前の開催では、ロータリーエンジンは排気量アップされた新型の「16X」型の展示がありましたが今回は無し。

 スポーツ車種系はマツダスピード・アクセラ、RX-8、ロードスターといったところですか。

 ロータリーエンジンは水素とガソリンのどちらでもいけるバイフュエル仕様が注目されていますが、RXシリーズは今後、どうなるやら。

 RX-8はマイナーチェンジしたばかりですから、あと、数年はRX-8を提供し続けるかんじですかね。ちなみに自分の愛車でもあるRX-7(FD3S)は11年間モデルチェンジ無しで生産されていましたから、その計算で行くと、2003年発売のRX-8は2014年くらいまで続くんですかね…

 スズキの注目株は発表されたばかりのスポーツセダン「キザシ」でした。

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 軽自動車やコンパクトカーのスズキとしては珍しい、L4-2.4Lエンジンを搭載した300万円クラスのミディアムクラスのセダンですが、なかなかカッコがいいです。

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 50代超のオジサマ、オバサマには大人気でした。
 うれるかどうか…となると、よく分かりませんが。

 セダンって、ほら、走りがどうこうと言うより、ブランド重視の世界ですから…。

 今回の東京モータショウでは、企画モノ展示として歴代のカーオブザイヤー受賞車の一挙展示がありました。

 個人的に中でも目を惹いたのはカーオブザイヤー第5回(1984年)の「MR2」(AW)ですね。

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 カローラ(E80)のエンジンやミッションなど、流用できるものはみんな流用したミッドシップ後輪駆動(MR)スポーツカーで、日本車としては初めてのMR車なんですよね。

 日本車メーカーがヨーロッパのスポーツカーにあこがれていた時代の若いエネルギッシュな車として、今見てもなんかパッションが伝わってきます

 ただ、このMR2、とてもピーキーで、二代目のSW型になってからもその血筋は変わらずで、ボクの友人や知人達が続々全損事故(いずれも攻めすぎて自爆)を起こしてました。

 今、グランツーリスモチームにいる友人のX氏も、MR2(SW型)に乗っていた時代がありますが、彼が全損自爆したあとの言葉が印象的で、今でも記憶に残っています。

 「MR2はヤバイ。コマのように回る。そして回り出したらもう止まらない。」

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 ある意味、AE86よりもドライバーを育てる車ということが出来るのかも知れませんが…。

 ただ、MR2は初代からエクステリア・デザインが美しくてボクは大好きでした。

 今でも駐車場とかで見かけると立ち止まって目をやってしまいますね。MR2。

 駐車場と言えば、幕張メッセの一般駐車場に、日常では滅多にお目にかかれないスーパーカーが停まっていました。

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 アウディR8です!!!

 モーターショウが閉幕して、駐車場の愛車に戻るときに道中に発見したのですが、これは珍しい。

 オーナーじゃないので年式とかはちっとも分からないですが、コミコミで1800万円です。


 そういえば、モーターショウではソニー・コンピュータ・エンターテインメント(SCE)も参加していました。

 展示はもちろんグランツーリスモですが、その体験コーナーはかなりでかく気合いが入ってました。

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 ただ、このキャッチコピーが気になりました。

 GT>REAL

 ボクにとっては車自体は身近でリアルな体験なので、現実はあまり超えないで、現実をあますことなく疑似体験として感じさせてくれる方が好きです。

 GTには今も昔もそっちを目指して欲しいなと思ってます。

 現実を超えた車体験はリッジレーサーシリーズとかニード・フォー・スピード・シリーズで楽しめますから。
 (NFS最新シリーズはリアル系も増えてますが)

 発売はいよいよ2010年3月。楽しみですね。

 PS3用ステアリング「Driving Force GT」はもう持ってます。

 1年前から準備万端(笑)



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