今回のInternational CESにおいて、プロジェクタに関してセンセーショナルだったのは、LG電子がソニーのLCOSであるSXRDパネルベースの民生向け3Dプロジェクタを発表してきたことです。
投射レンズは単一で、ここから位相方向の異なる左右の目用の映像を投射します。
SXRDパネルはフルHD解像度のものが、左目用RGB、右目用RGBの合計6枚が用いられ、さらに光源ランプはそれぞれのSXRD映像コアように一個ずつ配されるという贅沢仕様。
いわばフルHDのSXRDプロジェクタ2台分の映像を1つの投射レンズで映し出すようなイメージです。
価格は約100万円。より詳しい仕様は記事の方を参照してほしいですが、ソニーからVPL-VW15×2ベースあたりでやってきてくれればもうちょっとリーズナブルにできたりして?
いずれにせよ、3D元年と言われる2010年は、プロジェクタの方にも3D化の波が波及してきそうです。
西川善司の大画面☆マニア第126回:International CES特別編
CESに見るプロジェクタ最新事情
~カシオのハイブリッド/LGの3D対応SXRDなど~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20100111_341754.html
この他、この記事ではカシオが考案した、ハイブリッド光源技術を採用した新しいプロジェクタを紹介しています。
データプロジェクタですが、光源にLED×レーザーを用いるシステムは、強い将来性を感じます。
液晶テレビのバックライトのLED化が進んできているように、プロジェクタもこうしたレーザー光源技術が採用されるようになってくると面白くなりそうですね。
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