地形、雲…に続いて自己相似性を応用したプロシージャルコンテンツ生成のテーマで一定の成功と学問としての完成形を見ているのが植物の生成です。
この分野の研究に一生を捧げているのが生物学者のAristid Lindenmayerです。
Lindenmayerは早くから植物の自己相似性に気がつき、これを記号の変換法則に置き換えられるのではないか…と考えました。
これを定式化したシステムがLindenmayerの頭文字をとったL-SYSTEMです。
西川善司の3Dグラフィックス・マニアックス第82回
人工知性でコンテンツを生成するプロシージャル技術(6)
http://journal.mycom.co.jp/column/graphics/082/index.html
L-SYSTEMは、基本的には文字列の置き換えを、ある適当に決めた法則で行っていくもので、概念的には前出の再帰分割法や反復コピー法のフラクタル理論とよく似ています。
このL-SYSTEM理論は、実は広い応用範囲が分かってきており、なんと我々が住む街の発展メカニズムや建築物の構造にもあてはまるのではないか…という研究も出てきています。
Comments
今日は表示速度がケタ違いでした。
前は3分くらい表示されないのですが、今日は一瞬でした。
これからも一方的にお世話になります。