【4gamer.net】 GeForce GTX 400アーキテクチャ徹底解説

 ブログの方で紹介するのを忘れていました。

 もう1ヶ月以上も前の掲載記事ですが、先日、デビューイベントもあったので、この機会に一応、掲載しておきます。

 前後編に分かれていて、前編ではオーバービューやスペック周りを、後編ではメモリシステムやテッセレーションエンジンなどの特徴について言及しています。

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GeForce GTX 400アーキテクチャ徹底解説(前編)
"クアッドコアGPU" GF100の概要
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 前編では、今回の特徴であるクアッドコア的な構造についての解説を行っています。
 今回のGeForce GTX400シリーズでは、GPCと呼ばれる、それ単体がGPU的なコアが4基で構成されています。単純な未来予測をするならば、GPCをコピペ的に増やして、中間ジェネレーションの上位機を作り、GPCを削減してミドルレンジ以下の下位機を作るということなのでしょう。

 ざっとスペックを見た感じでは、GDDR5を採用したとはいえ、ビデオメモリバス幅が先代よりも狭くなった点が気になる点ではあります。GDDR5はGDDR3の倍のデータレートがあるとは言え、それはバースト転送時のことですからね。

 それ以外は、まさに巨大母艦的な、NVIDIAらしいモンスターデザインです。

 いまだにNVIDIAが、こうしたデザインができるのはHPC市場を開拓したおかげだと言えます(おなじGPUコアでも、HPC分野では十倍以上の価格で売れる)




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GeForce GTX 400アーキテクチャ徹底解説(後編)
久々に感じられる"NVIDIAの本気"
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 後編ではメモリシステムやテッセレーションエンジンについての詳細に言及しています。

 今回のメモリシステムで贅沢なのはキャッシュシステムにライトバックキャッシュ機構を取り入れたことでしょうか。GPU内のメモリの読み出しだけでなく、書き出しまでがキャッシュされることになり、複雑なシェーダがより高速に動かせることになります。なによりDirectCompute、CUDA、レイトレーシングなどのGPGPU分野では、このアーキテクチャは効果的に恩恵をもたらしそうです。

 テッセレーションエンジンは、贅沢にも各GPCに4基ずつ、GeForce GTX480では総計16基のテッセレーションエンジンを内包します。競合のRADEON HD5800シリーズはGPU全体でテッセレーションエンジンは1基しかありませんから、テッセレーションステージをヘビーに活用をした場合にはパフォーマンスの違いが出てきそうです。

 DirectX10黎明期では逆に、RADEONと比較してGeForce8のジオメトリシェーダのパフォーマンスは芳しくなかったわけですが、今回は逆の構図となりそうです。

 今回も抜きつ抜かれつのGPU戦争が続いているので、傍観者の立場としては楽しい限りです。



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