Alienwareで3画面PCゲームプレイを実践する

 「AlienwareのAurola ALXで3画面環境を使ってみないか」という申し出がありやってみました。

 まず、凄いと思ったのは、AlienwareのAurora ALXのPC本体ですね。

 昔のシリコングラフィックス社のワークステーションを彷彿とさせるケースデザインに目を奪われました。

 でもって電源を入れると、天板側の排気口のフィンは虫みたいに動くわ、本体とキーボードは光るわで、なんだか「男の子の夢!」みたいな本体デザインになってます

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【4Gamer.net】西川善司,Alienware Aurora ALXのパワーでトリプルディスプレイゲームに挑戦するこのエントリーを含むはてなブックマーク
http://www.4gamer.net/games/092/G009238/20100428024/

 こういうギミックに凝ったPCケースは、オリジナルフォームファクターになりがちなのですが、コイツはいちおう、MicroATX準拠なんですよね。

 Core i7対応、6DIMMスロットで4GB×6DIMMの24GBメモリサポート、3.5"HDDベイが4基、5.25"ドライブベイは3基(3.5"HDDベイへの流用対応レール装備)、GeForce×2かRADEON×2のデュアルGPUのBTO対応…という感じで、ハイスペックPCをゼロから組むくらいならばかなりお買い得かも知れません。

 CPUクーラーはコア別体式の水冷式ですし、875W電源まで付いてますし、なにしろデルの製品保証が付くのがフル自作と違う点です。ハイエンドPCを自作したいがトラブルは避けたい…というならばAlienware Aurora ALXをベースモデルとしてアップグレードしていくのも手かも知れません。

 で、3画面環境なのですが、もちろんWindowsを使うための3画面環境はあっという間に構築できました。

 しかし、ゲームをプレイするとなると、3画面分のデスクトップを1画面として取り扱うためのスパンモードを利用する必要があります。

 今回の評価機はATI RADEON HD5870ベースだってので、2画面までのスパンは問題なく行けるものの、3画面のスパンモードはDisplayport端子を利用しなければならず、これがうまく行きませんでした。

 RADEON HD5870のTMDSのクロックジェネレーターは2つしかないためか、DisplayportをHDMI変換しても、3画面スパンはダメでした。ゲームまでを視野に入れて3画面環境を構築していくならば、ディスプレイはDisplayport端子を装備した製品を選ばないとダメですね。

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 しかたないので、通常の3画面デスクトップでゲームをウィンドウモードで起動して3画面にストレッチして無理矢理3画面プレイをしました。

 23インチ程度でも、取り囲むように設置してプレイすると、1画面のデカい大画面とは違ったサラウンド感が出てくるので、ゲームプレイへの没入感が上がります。

 ゲームだけのために3画面環境を構築するのはもったいない気もしますが、マルチデスクトップはPCオペレーションにおいても便利なので、ネタではなくて、本当にオススメしたいですね。

 いや、もちろん、ネタとしても友達に自慢できますけども。

 下のAmazonリンクでも示しましたが、1画面あたり1600×900ドットで妥協できるならば3画面4800×900ドットのデスクトップ環境が36000円で構築できますから。



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Comments

GGG | 2010/05/17 10:12
ジャストコーズ2、インゲームベンチマークの三番目のとか見るとオープンフィールドの箱庭ゲーグラフィックもココまで来たかぁ~と感心したり

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