LGの液晶モニタ、E2350VR/E2250VRは超解像技術を搭載しています。
超解像技術というと重そうな処理ですが、LGの超解像技術はフレーム表示遅延がないといいます。
一体どんなものなのか、韓国にまで行って聞いてきました。
西川善司が最速検証 LGエレクトロニクス E2350VR - LG 液晶モニターマニアックス - Impress Watch
LG流「超解像」開発者に直撃取材 Super+ Resolutio その秘密を解き明かす
http://www.watch.impress.co.jp/lgmonitor/lg02/index.htm
詳しくは記事の方を参照して欲しいのですが、簡単にいうと、東芝レグザなどと同じ、再構成法を採用していました。
ただし、フレームバッファを用いず、ラインバッファだけを用いることで、極めて局所的な範囲での超解像処理を行っていました。
超解像処理自体もループは用いません。
だからこそ、表示遅延が起こらないんですね。
ラインバッファのライン数は非公開とのことでしたが、前後8ライン分のバッファリングだとすれば、表示遅延は8ライン分、1080p/60Hzの8ライン分の遅延時間ですから、約0.123ms(123μs)程度でほとんど無視できる遅延だといえます。(1フレームの遅延時間の8/1080程度です)
超解像付きで表示遅延無しでゲームプレイを楽しめるLGのE2350VR,E2250VRはなかなか魅力的な商品と言えるかも知れません。
ちなみに、このラインバッファを使った超解像技術は、三菱などの液晶モニタも同様だと思われます。
また、詳しくは言えませんが、某社の次世代テレビの超解像技術なども、このアプローチになりそうで、今後、「超解像付きだけど表示遅延無し」というのがトレンドになるかも知れません。
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