マイクロソフトのXbox360用のモーションコントロールシステム(MCS)の「KINECT」は、人体のボーンの動きをリアルタイムに取得して、ゲームキャラクターの動きに反映させることが出来る面白いシステムですが、これを使って人間を動かす…みたいな着想の映画が出てきています。
映画のタイトルは「GAMER」
近未来、死刑囚の死刑執行をエンターテインメントにしたゲームが人気を集めていました。この設定はシュワルツェネッガー主演の「バトルランナー」(The Running Man,1987)と同じです。
この映画での"ゲーム"は、死刑囚同士に銃を持たせて実弾を撃ち合わせて生き残りゲームをさせる…という内容になっています。
各死刑囚は各自の意志では動けず、遠隔地にいてこのゲームを楽しむプレイヤーの操作によって動かされるのです。
まさに究極の一人称シューティング(First Person Shooter)ゲームという風情です。
そして、このゲームのプレイインターフェースに使われるのがハンズフリーなモーションコントロールシステムで、まさにKINECTそのものになっています。
プレイヤーが銃を構えれば死刑囚も銃を構えるし、プレイヤーが走れば、死刑囚も走る…といった感じの操作系です。
面白いのは、主人公の無実のマッチョ死刑囚が、もう1人の主人公の少年プレイヤーに「オレに右を向かせろ」とか指示を出すところですね。
プレイヤーキャラクターがプレイヤーに動きを促す…ってのは、ちょうどエクササイズ系ゲームでよく見られる要素です。
丁度、今年、PS3もXbox360もモーションコントロールシステムを導入してくるので、かなりタイムリーな映画だと言えます。
予告編はこちら。
日本ではまだ未公開ですが、北米ではもう2009年に公開済み。
北米ではもうDVD/ブルーレイがでています。
日本でも、公開されますかね...
Comments
Geforce GTX460のGT104系アーキテクチャについて
西川さんの解説記事が4Gamerあたりで出ませんかね。
いつも分かりやすく詳細まできちんとまとめてあるので
どこかでお書きになるのであれば楽しみにしてますー。