海外出張が2件も立て続けにあったおかげで、だいぶ入稿が遅れてしまいましたが、「スプリンターセル・コンヴィクション」のレビューです。
【マイコミジャーナル・ゲームレビュー】
"攻撃型"ステルスアクション、ここに極まれり! Xbox 360『スプリンターセル コンヴィクション』
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/07/08/splintercell/index.html
「スプリンターセル」シリーズは第一作目からずっとPC版でプレイしてきてた大好きなシリーズで、今回はじめてXbox360版で最後までプレイしました。
第3作目の「カオスセオリー」までのシリーズは、ゲームシステム的に完成されてしまっていたため、ゲームプレイよりは、主人公サム・フィッシャーの活躍とその世界観を楽しむことに重きが置かれていたように思えます。
前作、4作目の「二重スパイ」では、マンネリ化を嫌って、ある思いきったことをやってしまいます。サムの娘が殺されたことにして、シリーズ通しての司令官ランバートをサムに無理強いで殺させ、サムを徹底的に追い詰めてしまう設定にしたのです。
「二重スパイ」はゲームの難易度が高いし、物語が暗いし、しかもマルチエンディングとした割りにはリプレイバリューが低かったので、あまり好評価を得られませんでした。
しかし、これだけサムにひどい仕打ちをしたのに、そのラストは未完っぽい描写としたため、その分、第5作への期待が高まりました。
で、今回の第5作目「コンヴィクション」なのですが、シリーズ最高の出来になっていると思います。
ストーリー的には「二重スパイ」でやりすぎてしまった"サムいじめ"のつじつま合わせに終始している感じは否めませんが、今回は、普通にゲームプレイが楽しくなっているのが好感触です。
マークした敵を瞬間敵に撃ち殺す「マーク&アクション」、敵に見られた場所にアイコンが出現する「ラスト・ノウン・ポジション」などの新要素は、これまでただただ隠れることだけを強いられてきたこのシリーズに、新しい戦術アクションゲームとしての面白さを付加することに成功したと思います。
この夏、やるゲームがないとお嘆きならば、スプリンターセル・シリーズを通してプレイする…というのはどうですかね?
ちなみに、過去シリーズのボクのレビューはGAMEWATCHでやっています。
GeForceやRADEONを活かすならこの1本!!
Ubiが満を持して放つ大作スニークアクション 「Splinter Cell」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030402/tcsc.htm
ユニークなマルチプレイモードを引っ提げて
あのカリスマステルスオヤジが帰ってきた! 「Splinter Cell: Pandora Tomorrow」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040415/scpt.htm
あのカリスマ中年ステルス親父が
緊迫する日中朝問題解決に挑むシリーズ最新作 「SplinterCell: Chaos Theory」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050509/scct.htm
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