スーラの点描絵画と多原色の関係

 AQUOS QUATTRON WATCHの第3回です。

 多原色にまつわる面白いエピソードを…という依頼のされ方をしたので、QUATTRONの発表会の時にも話題に出た19世紀の新印象派の画家、ジョルジュ・スーラについて書いてみることにしました。

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http://www.watch.impress.co.jp/aquoswatch/truestory/100723/index.htm

 ジョルジュ・スーラは、上の代表作の絵画にもあるように点描画を極めた巨匠として有名ですが、見た目の面白さでこの点描画に執着したわけではありません。

 スーラはやや科学カブレだった一面もあったため、彼は創作を重ねていくうちに、自分なり科学的アプローチの芸術理論を構築していったんですね。

 その過程で、キャンバスやパレットで色を混ぜていくことが「減法混色」であることに本能的に気がつき、絵の具の色は混ぜれば混ぜるほど彩度が低くなることに絶望したそうです。

 自然界のきらびやかな発色、色彩を再現するには、色を「加法混色」の手法で描かなければならないと考え出したのです

 で、その末、考え出されたのが、あの点描画…というわけです。

 というわけで、今回の記事…というかコラムでは、スーラと多原色についてまとめています。
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