記事タイトルがだいぶ挑戦的ですが、SIGGRAPHみたいなアカデミック系のイベント記事をゲームメディアにてPVを上げるためにはこれくらいしないとダメだと言うことです(笑)
[SIGGRAPH]次世代PSPは360°全方位立体視に対応か。ソニー,SIGGRAPH 2010で「視差数360個&360°裸眼立体視対応」の小型LEDディスプレイを公開
http://www.4gamer.net/games/116/G011649/20100728054/
ソニーは、SIGGRAPH2010にて、新開発の筒状の360°全周の立体視ディスプレイ「RayModeler」を公開していました。
RayModelerは、高さ270mm,幅130mmで,外観、大きさ的には小振りなジュースミキサーといった風情で、表示面は360°分あり,本体の表から裏に至るまで,全外周面に映像が表示されます。
実際に映像エンジン側も1°ずつ、360個分の視差の映像を表示するメカニズムになっており、全方位からの同時多人数の立体視が可能です。
垂直/上下方向の視差は全く与えられないので、ボリュームディスプレイ用途としては不十分ですが、水平/左右方向に関しては、ほぼ無段階な視差が再現されています。
RayModelerの周囲を360°ぐるりと回れば、表示キャラクタの裏面・側面・前面をほぼ無段階に裸眼立体視で見回せるため、かなり感動的です。
原理は非公開とのことですが、画素はLEDアレイによって実現されているという点、視差バリアを回転させることで立体視を実現している…というようなことまでは開示されています。
このLEDアレイ部分を有機ELに置き換えることなどは検討されているそうで、解像度向上も含めて、今後の進化が楽しみな技術です。
応用先としてはアミューズメント用途が最有望視されているとのことで、実際にゲームメーカーにプレゼンテーションを行った事もあるとのことでした。
ゲームセンターでの業務用ゲーム機はもちろんですが、パーソナル向けの携帯ゲーム機のディスプレイに採用されたらかなり大きなセンセーションを呼び起こしそうです。
Comments
X68000に立体視端子があったのを思い出す1件でした♪