SIGGRAPH2010のE-TECH展示セクションのソニーブースの隣ではシャープブースがあって、ここでは5原色パネル「QuintPixel」の実動デモが行われていました。
[SIGGRAPH]「4原色」の次は「5原色」。シャープがRGB+黄+シアンの5原色パネルを公開
http://www.4gamer.net/games/116/G011649/20100728085/
現在、シャープは4原色パネルのQuattronを実用化して、新AQUOSに採用していますが、実は、この5原色パネルの基礎研究が元になっています。
つまり、4原色の次に5原色があるのではなく、今回公開された5原色パネルの方が先に開発されて、1色落とされて4原色パネルの方が実用化された…という流れなのです。
黄色が採択されて、水色が落とされた理由にはいくつかあるようですが、その筆頭理由として挙げられているのは、「バックライトとして採用される白色LEDの光スペクトルに黄色が多く含まれるから」だそうです。
シャープは光配向技術「UV2A」により、リブやスリットを撤廃し、液晶パネルの画素開口率を各段に向上させていますが、このUV2Aをもってしても、まだ、5原色パネルを高開口率で実現するのは難しいそうです。
5原色パネルを高開口率で実現するには、もう一段階パネル成形微細度を上げる必要があるんでしょうね。
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