SIGGRAPH2010の一般展示会場のレポートの前編ですが、実際にはATIブースとNVIDIAブースの取材レポートになっています。
NVIDIAブースは、ワークステーション向けGPU/グラフィックスカードであるQuadro 7000/6000/5000/4000シリーズをメインにした展示になっていました。合わせて、プロ用途向けの立体視ソリューション「3D Vision Pro」も発表されています。
新世代Quadroは、GeForce GTX480(Fermi)アーキテクチャをベースにした初のワークステーション向けGPUということで大々的にプッシュされていました。Quadroの従来製品はQuadro FX 5800/4800/3800シリーズで、製品型番的に新旧関係が分かりづらくなってきたため、“Fermiブランド”を前面に出し、新型には「Quadro Fermi」というサブブランドを付けていたのが印象的でした。
CPUもGPUも時々、製品型番がシリーズ内で枯渇して、上下/新旧関係が分け分からなくなりますが、Quadroシリーズにも、このカオスが到来したと言うことですかね。
[SIGGRAPH]パッシブ型でフル解像度の3D立体視や“CG操り人形”システムに注目。一般展示セクションレポート(1)
http://www.4gamer.net/games/116/G011649/20100809053/
で、NVIDIAブースで一番面白かったのはこれ(写真上)のDigital Puppet技術ですね。
CGキャラクタをロボットの操縦のようにリアルタイム操作する技術です。
演技や動きを取得するモーションキャプチャーとは違って、Digital Puppet技術はそのままCGキャラクタによる演劇のライブステージを行うための技術です。
東京ディズニーシーの人気アトラクションの、CGキャラクターの亀とおしゃべりが楽しめる
「タートル・トーク」は、このDigital Puppet技術によるものであるのは有名な話です。
ATIブースは偏光眼鏡式立体視でありながらフル解像度の立体像が得られる2D/3D兼用のディスプレイを展示していてこれがローテクっぽいハイテクで面白かったです。
両方とも詳しくは記事をどうぞ。
Comments
月刊ASCIIの記事にありました。
放送されたときは、これがリアルタイムレンダリングなんてスゲーと思ったものです。