SIGGRAPH滞在中に、ハリウッドにあるテクニカラーのスタジオを見学させてもらいました。
4gamer.netの連載コラムの最新回の「(善)後不覚」では、この時の様子を社会科見学的にレポートしてみました。
【(善)後不覚】ハリウッドのゲームローカライズスタジオを見学してきた話
http://www.4gamer.net/games/095/G009575/20100827038/
テクニカラーは、ご存じ有名なハリウッドの映画会社ですが、その中にはローカライズ(吹き替え、字幕翻訳)の部門やサウンドや音響周りの部門があって、ここ最近では、ゲームのローカライズやゲームの音響などの制作も手がけているんですね。
ラチェット&クランクシリーズ、Unchartedシリーズ、Gears of Warシリーズ、MassEffectシリーズなどなど…PS3,Xbox360のビッグタイトルのローカライズ及び、音響制作は、このテクニカラーで行われていたと言うことで、今回の見学ではそうしたビッグタイトルの制作現場の裏側を覗かせて頂きました。
各スタッフとの雑談の中で、特に「なるほど~」、と思ったのは、「映像として見えているものの効果音は簡単。難しいのは映像に映っていないものに対する交換音だ!」というコメント。
確かに主人公が画面外から画面内に走り込んでくるとき、画面にいない状態からこちらに近づいてくる歩行音がしてますし、これが有ると無いとでは全然リアリティが違いますよね。
見えていないオブジェクトに効果音をはめることが最も腕の見せ所であり、エンジニアの想像力が試される部分なんでしょうね。
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