業界標準の3Dベンチマークソフト「3DMark」の最新バージョンが公開されました。
その名も「
3DMark11」。
"11"には2011年の年号略称を表しているのはもちろんですし、"DirectX11への対応を果たした"という意味も込められていそうです。
先日書いた記事では、3DMark11の3つのエディションについての紹介、テスト内容の解説を行っています。
【マイコミジャーナル】
Futuremark、DirectX 11完全対応の「3DMark 11」を正式発表
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/12/09/073/index.html
先ほどDirectX11対応といいましたが、実際には、DirectX11専用です。
DirectX10世代のGPUでは動作させることが出来ません。
別に3DMarkが全てを決める…というわけではないですけど、3DMarkがDirectX11専用になってDirectX10を足切りしたことで、なんとなく、DirectX10時代が終わった…という実感がしてきますね。
そういえば、DirectX10は、2006年末リリースのWindows Vistaと同時に提供されました。
で、DirectX11は、2009年末リリースのWindows7と同時に提供されました。
ということは、DirectX10の全盛期って言うのは3年程度だったんですね。
なんかDirectX10の時代ってすごく短かったと感じるんですけど、DirectX9が2002年末リリースだったので実質4年の全盛期間とすれば「DirectX10が極端に短命だった」というわけでもないんですよね。
なんで短命だったと感じるんでしょう?
DirectX10に積極対応したゲームやアプリケーションがそれほど出てこなかったからでしょうかねぇ。
なにはともあれ、3DMark11が出てきたことで、PCゲーミング環境は一気にDirectX11スタンダードにシフトしていきそうです。
ちなみに、3DMark11のレンダリングエンジンはDeferred Renderingベースとなりました。
この3DMark11のエンジン自体の詳しい解説は改めてやるつもりです。
Comments
最先端ゲームを追っている人以外は、10以上必須ゲームは「眼中にない」状態だったのでは。
かくいう自分も「9時代なげーなぁ。10?眼中にないよ」で、9から11にワープした気分ですw
7やVista、windows8と対応GPUの普及率が上がって来れば、DirectX10以降に本格対応させたソフトも結構出てきそう。