そろそろ、ネタが尽きてきた感のある(笑)AQUOS WATCHですが、第7回はAQUOSのQUATTRON採用モデルに搭載されているTHXモードについての話題を書きました。
液晶テレビとしてTHXモードを最初に搭載したのはASV液晶パネル×CCFL バックライト時代に発売されたAQUOS Tシリーズでした。
AQUOS Tシリーズは、AQUOS RXシリーズの高品位選別品をベースにしていたため、とても高価な製品でしたが、QUATTRONパネル×LEDバックライトでは、十分手に届く製品群にこのモードが与えられることとなりました。
これは間接的に「画質の底上げ」を実感できる事例だといえると思います。
AQUOS QUATTRON WATCH第7回
AQUOSのクアトロン搭載モデルは映画ファンに嬉しくて安心なTHXモードを搭載する!
http://www.watch.impress.co.jp/aquoswatch/truestory/8-aquosthx.html
ちなみに、THXモードとは具体的にはTHX DISPLAY CERTIFIEDプログラムに合格した製品と言うことですが、このモード、そのものについての賛否は確かにあるんです。
そもそもメーカーがディスプレイパネルとバックライトの構造をよく理解した上で最適にチューニングした画調を、そのデバイスを理解していない外野のTHXが独自制定した杓子定規な規格に合わせて再調整するのはいかがなものか…というのが、否定的な立場の意見です。
まぁ、でも、普段、工場出荷状態のダイナミック画調モードしか利用しない一般ユーザーに「映画視聴向きの画調モードがあるんだ」ということを知らしめるいい機会にはなっているのではないか…と個人的には思っています。
ブルーレイのハリウッド映画ソフトなどは、ダイナミック画調モードやおまかせ画調モードでみるよりはTHXモードで見た方が数段階調表現が自然に見えますからね。
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