発売日が延びましたが、ついに4月1日に「CRYSIS2」が発売されます。
CRYSIS2は、その開発元CRYTEKが自社開発して商用エンジンとして展開しているCRY ENGINE3を用いた自社開発ゲームとして注目されていますが、数々の謎を残して終わった「CRYSIS1」の続編としても期待されています。
メーカーよりPS3 TESTをお借りして、一足早く、ゲームをプレイさせて頂きまして、レビューを書きました。
詳しいゲーム内容については記事の方を参照してください。
最強のパワー、スピード、特殊能力 ナノスーツで己を“武器”とせよ! CRYSIS 2 ~クライシス2~
http://ad.impress.co.jp/special/ea1104/console/
ボクはPS3版をプレイしたんですが、グラフィックス表現のレベルはかなり高く、間違いなくPS3ゲームとしてはトップレベルのグラフィックスが実現出来ていると思います(PS3版はクリア。Xbox360版とPC版は未プレイ)。
前作は南国の島、今作は大都市ニューヨークが舞台でがらりとロケーションは変わっていますが、通して屋外ビジュアルのリアリティにこだわってきたCRYTEKだけあって、その情景としてのパノラマ感、スケール感、サラウンド感は見事としかいいようがないです。
CRYTEKが自ら開発した疑似大局照明技術「Light Propagation Volume」を駆使した効果もなかなかのもので、天球から柔らかく照らされる日影の部分の淡い陰影がとても特徴的です。
あと、サウンドのクオリティがいいですね。
ちゃんと敵のいる方から音がしますし、環境音もちゃんと360度、的確に鳴ってくれるので映像と音の一体感も素晴らしいです。
画面から消えたオブジェクトについても、その音像についてはちゃんとその画面外の的確な位置で音が鳴ってくれるので、再びそのオブジェクトが画面に入ってきたときにも違和感がないんですよね。
この優れた音像設計は一人称ゲームとしての没入感に相当貢献していると思います。
物語の方は、今作では、前作で振りまかれた数々の謎解き(種明かし)がメインになっています。
今作は、主人公が前作と違っていて、しかも前作の主人公が出てこないので、全ての謎が解決したわけではないんで、「今作で完結」という感じでもなく、まだ続く感じはしました(個人的見解)。
そういえば、GDCの時にCRYTEKのメンツに「前作のイカ星人は今作でなんで出てこないの?」と聞いたら「今作の人型エイリアンは同じエイリアンでも別種族なんだよ」みたいな説明をしてくれました。
前作のイカ星人は下等種族なのかな?
こうしたエイリアンの社会性構図みたいなことは続編で語られるんでしょうか…。
次回作では、世界観の解説ブックみたいなのを付録で付けてくれたらいいなと思います。
CRYTEK/EAさん、次回作で検討お願いします。
Comments
潜水艦でしたね
直しておきます。
…僕のやったcrysis2(PCsteam版)ではアルカトラズたちは海路、潜水艦からNYに向かうはずが、何者かの攻撃で艦は沈没、辛うじて海面に脱出したアルカトラズたちも何者かに襲われたところをナノスーツの男に救われたはずなのですが。
日本発売版ではシーンの差し替えでもしたのでしょうか?不思議な事もあるものです。