西川善司の3Dゲームファンのためのグラフィックス講座【GDC特別編】
NGPに採用されたGPUの開発元に聞くPowerVR SGX543MP4+の全て
NGPよりも世代の新しいGPUを早くも発表!?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20110304_431237.html
NGP、iPhone/iPad、インテルのATOMにGPUコアを提供する英Imagination Technologies社はPowerVR6の発表を行いました。
NGPに搭載されるものよりも新しい世代の物になります。
色んな情報が隠されていますが、
公式情報としては
レンダリング性能は3億5,000万ポリゴン毎秒、130億ピクセル毎秒。
演算性能は210GFLOPS。
次世代OpenGL ES(Halti)とDirectX11の両サポート
あたりが公開されています。
NGPに搭載されたものよりも新しい世代のGPUが出てきてしまったことにショックを受けたファンも多いようですが、モバイル向け、組み込み向けのプロセッサは今、一番、投資と進化が著しい分野なので仕方のないことです。
そもそもNGPは、ハイスペックよりはコスト重視のマシンとして設計されたので、PowerVR6の情報を知り得ていたとしても採用はなかったはずです(枯れたテクノロジーの方を選択したはず)。
まぁ、自社供給するとは言え、高価な有機ELパネルの採用だけは謎ですが、あれは有機ELに弾みを付けたいというソニーグループの意志が反映されているんでしょう。
西川善司の3Dゲームファンのためのグラフィックス講座【GDC特別編】
NGP開発者に無償提供されるPhyre Engineとは?
Phyre Engineの機能から窺い知るNGPのパフォーマンス
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20110307_431711.html
Sony Computer Entertainment Europe(SCEE)が提供しているユニークなゲームエンジンに「Phyre Engine」というものがあります。
Phyre Engineは一般的な商用エンジンではなく、PS3ライセンシーに対して無償でフルソース提供されるモジュールタイプ/ライブラリ形態のエンジンですが、ソニーグループ謹製なのに開発したゲームはXbox360やWindows PCに容易にポーティングできるように配慮されています。
GDC2011ではこのPhyre EngineのNGP対応秘話が語られました。
ここでも「CPUパフォーマンスには不満はないが、GPUでハイパフォーマンスを得るにはその特性の理解とチューニングが必要である」…と述べられました。
西川善司の3Dゲームファンのためのグラフィックス講座【GDC特別編】
WindowsやスマートフォンでPlayStation Moveを利用できるようにする
「Move.Me」が切り開く新しいエンターテイメントの世界
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20110306_431665.html
PS3向けのモーション入力システム「Playstation Move(PS Move)」を非PS3向け環境でも利用できるようにするソリューション「Move.Me」が発表されました。
Move.Meを利用することでPS MoveをWindows PCだろうが、Macだろうが、Unixだろうが、やろうと思えばXbox360やWiiでも利用できるようになります。
ただ、Move.Meを利用するためにはPS3は必要になります(笑)
Move.Meでは、PS Moveからのモーション入力の解釈にはPS3が必要で、PS3はサーバーとなり、PS Moveからのアクションを解釈してその結果をネットワーク(LAN)経由でクライアントアプリケーションに返す仕組みとなっています。
このような実装形態には賛否はありますが、ドライバーソフトウェアを各プラットフォームごとに個別開発する必要がないためコスト的に有利ですし、アプリケーションプログラマも、ネットワークコードを書けばPS Moveが利用できるため、楽は楽です。
このMove.Meシステムを用いたサンプルデモとしては、ラジコンロボットをPS Moveでコントロールするシステムが公開されていました。
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