GDC2011、NVIDIAブースレポート
TEGRA3のスペックも少しずつ明らかに!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20110305_431593.html
TEGRA3(?)と噂される次世代TEGRA、コードネーム「KAL-EL」の実動デモが公開されました。
スペックとしては、CPU部分が、TEGRA2の倍に相当するCORTEX-A9の“4コア”仕様となり、このことが世界初のクワッドコアCPU搭載SoCとしてアピールされています。
関心の的となるグラフィックスコアは12シェーダコアに増強されたと発表されていますが、根幹アーキテクチャの部分は同じGeforce 7000系と見られるため、先代TEGRA2と同様、統合型シェーダアーキテクチャにはならない模様です。ちなみに、12シェーダコアの頂点/ピクセルへの内訳は固定的になるわけですが、その振り分け比率は明らかになっていません。
この記事は、実は後半にGeForce GTX590の実動デモの話題も書かれていたのですが、後にすぐにカットとなっています(笑)
実は取材当時、取材を受けたNVIDIA担当者が発表期限があるのを忘れてうっかりと話してデモまでを見せてしまったためで、あとから急遽、載せた記事を引っ込めると言う事態になり、ボクやGameWatch編集部は飛んだとばっちりを食らったのでした。
あとで聞いた話では、取材当時、その情報公開期限日の設定期日が未定(!!)だったために、担当者がOKだとおもってしまったようです。
年に何回か、こういう人為的ミスでポロっと情報が出てきちゃったりします(笑)
GDC2011、NVIDIAブースレポート
KHRONOS GROUP PRESIDENTインタビュー
Webアプリ新時代を見据えて、KHRONOSが規格制定に乗り出する新オープンAPI規格とは?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20110307_431730.html
Khronosグループは、WebGLをGDC会期中に正式発表しました。
WebGL1.0は、FLASHプレイヤーのようなプラグイン無しでOpenGL ES2.0相当の3DグラフィックスをJavaScriptから取り扱えるようにするオープン規格APIです。WebGL1.0は、HTML5の規格の一部に盛り込まれることになっており、HTML5には及び腰だったマイクロソフトも、先頃、IE10からはネイティブサポートするアナウンスを行いました。
さらに、GDC2011では、HTML5に組み込まれるべき新API群としてコードネーム「WebCL」の存在が明らかにされました。
WebGLがHTML5版のOpenGL(ES)とすれば、WebCLはHTML5版のOpenCLという位置づけです。OpenCLは、データ並列コンピューティングを行うための(端的に言えば、例えばGPGPU)プログラミング言語/フレームワークです。
実装形態は不明で、HTML上でOpenCLコードが書けるのかどうかも分かっていません。
ただ、物理シミュレーションなどのミドルウェアをWebCL上で構築し、HTML5上のWebアプリから利用できるようになるとみられています。
また、2011年から、OpenInput(仮称)、コードネーム「Input Working Group」の発足に乗り出すこともアナウンスされました。
OpenInputという仮称からも想像が付くかも知れませんが、これはジェスチャー入力やモーション入力をシステマティックに取り扱えるようにするAPIになります。
なお、こちらはHTML5関連とは今のところ無関係で、どちらかといえば携帯電話やタブレットをはじめとした組み込み機器向けの汎用APIということになるようです。
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