今回の「西川善司の大画面☆マニア」では、ソニーの液晶テレビ、ブラビアシリーズの最上位モデル「KDL-46HX920」を取り上げました。
HX920は46インチと55インチのモデルがありますが、評価したのは46インチモデルの方です。
今では少数派となった直下型バックライトシステムを採用し、それでいて非常に薄型・軽量デザインとなっています。
西川善司の大画面☆マニア第145回:最高画質3D BRAVIAが新エンジンで進化
~メニュー操作も高速化。ソニー「KDL-46HX920」~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20110519_446658.html
HX920は、3Dメガネが別売になっている、いわゆる「3D READY」テレビとなりますが、3Dテレビとしては非常に完成度が高いと感じました。
表側偏光板を省略したブラビア特有の3Dメガネは、首をもたげると色変調とクロストークが盛大になってしまう弱点こそありますが、その引き替えにとても明るい特性を持っています。
さらに、今回新開発された新型の直下型白色LEDバックライトシステムは非常に明るく、3D映像の明るさに、さらなる援護射撃をしてくれます。その甲斐あってか、現行のフレームシーケンシャル方式の液晶3Dテレビとしてはトップクラスの明るさの3D映像になっていると感じました。
それと引き替えに…というとなんですが、バックライトシステムが明るくなりすぎたためか、2D映像表示時のエリア駆動にクセが見られます(そのクセの詳細については記事の方を参照してください)。
まぁ、ソニーとしてはそうでは無いのかもしれませんが、自分としては、「HX920は3D映像にフォーカスしたテレビ」という印象を持ちましたね。
そうそう、HX920の3D映像時の表示遅延は最速レベルでした。
PS3と接続して3Dゲームを楽しみたい…という人はHX920はいいと思いますよ。
しかも2D-3D変換した疑似3D映像においても表示遅延がほとんど変わらなかったので、過去のゲームを「なんちゃって3D」で楽しむのにもオススメです!
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