CQ出版のInterface誌の現在発売号、2011年9月号は「TV放送のアナログ放送終了・完全デジタル移行化」に触発されてか、デジタル映像インターフェースの特集が組まれているのですが、そこで特集のプロローグとして「映像インターフェースの完全ディジタル化への動き」と題したコラムを書かせて頂きました。
話題としてはDVI、HDMI、DisplayPortなどの定番のデジタル映像インターフェースに始まり、WHDI、WiressHD、WiDiなどのワイヤレス映像インターフェースにも触りつつ、Thunderbolt、USB3.0のような映像用途に応用されることもある汎用インターフェースの最新形なんかも紹介しています。
実際、2011年モデルのブルーレイ機器はすでにハイビジョン画質をD端子から出力できなくなっていますし、2011年モデルのテレビ製品も、一部のモデルでは、もうすでにアナログの入力端子を搭載していないものも出てきてたりするんで、テレビ放送だけでなく、関連機器やそれらに付随するインターフェース群もどんどんデジタル化が進んできています。
そのスピードは予想外に早いという実感があります。
デリケートで面倒なアナログ端子を減らせられることはメーカー的にもコスト削減になるんで御の字なんでしょう。もう、それこそ躊躇なしにAV機器からアナログ端子が削減されています。
新しい機器はいいとして、既に所有しているアナログ出力しか持たないクラシックなゲーム機、ビンテージなAV機器が、もう今後発売されるディスプレイ製品やテレビ製品と繋がらなくなってしまうというのはちょっと怖いですよね。
今のうちアナログ端子付きのディスプレイ製品やテレビ製品は買っておいた方がいいのかも!?
Comments
それもあって画質的にそれほど大差ないS端子は廃絶される選択肢となったようですね。
問題はD端子(コンポーネントビデオ端子)です。
次のタイムリミットの2014年以降、どの程度、生き延びられるか興味があります。
この間BRAVIA買ったら、S端子が無くてびっくりしました。D5もHDMIも複数あるので、S端子は当然あるものと思っていました。
21pinRGBは絶滅しましたが、S端子はまだ現役のはずだと思ってたんですが・・・。