EMERGING TECHNOLOGIESレポートの第3回目は、ディスプレイ関連の話題を集めています。
シャープはQUATTRONとして量産化して定着した感もある4原色液晶パネルよりも1色多い、5原色パネルのデモを、今年は少々見せ方を変えて展示していました。
それとディズニーリサーチ関連の発表も目立っていました。
もしかしたら近いうちにディズニーランドの新アトラクションで、今回展示されていたような技術が実用化されるのかも知れません。
[SIGGRAPH]「Emerging Technologies」展示セクションレポート(3) 液晶や有機ELの先にある「未来のディスプレイ」とは?
http://www.4gamer.net/games/038/G003884/20110825004/
上の映像はBurton社と慶應義塾大学が研究開発している空中結像型ディスプレイです。
詳しいことは記事の方を参照して欲しいのですが、簡単に言うと、スクリーンも何もないところに映像を浮かび上がらせる技術です。
しかも、画素に用いるのは、そこにある空気分子!!
もともと位相を収束させた光であるレーザーをさらに集光させて起こるレーザーブレークダウン現象を応用して、空間中の任意の空気分子をイオン化させます。そして、イオン化した分子が再び平常分子に戻ったときに発光する現象を利用して画素描画を行います。
なんともSFチックな原理が痺れますよね。
展示では緑色レーザーを用いていましたが、赤色レーザーや青色レーザーでも同様なことが可能だというので、将来的にはフルカラーで空中に映像を浮かび上がらせることが出来るようになるかも知れません。
ちなみに、空中結像している映像に触ると、手が焼け焦げますので、お触り厳禁です(笑)
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