今年はプロジェクタ製品の入門機モデルが熱いです。
なにしろ、入門機が「フルHD」で「3D対応」ですからね。
価格帯は実勢価格で30万円未満。
そんな、「フルHD×3D」の価格破壊ムーブメントの第一弾として紹介したのがこのソニー「VPL-HW30ES」でした。
西川善司の大画面☆マニア第148回:価格は手ごろに。3D画質は圧倒的な進化
~明るくクリアな3D入門機 ソニー「VPL-HW30ES」 ~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20110916_478059.html
ソニーの誇る、フルHD解像度の反射型液晶パネルを採用しているだけあって画質はかなり優秀です。
特に3D時の画質は昨年のハイエンド機VPL-VW90ESを遙かに凌ぎます。
レンズシフトやフォーカス、ズームといった機能が全て手動式になっているところなどにはコストダウンの爪痕を感じますが、それ以外は上位機のクオリティをそのまま受け継いでいる印象です。
一台目のプロジェクタとしては、まさにベストバイといえます。
表示遅延も1フレームと、なかなか優秀です。
そういえば、最近のソニーの映像機器製品は、以前と比較して表示遅延が小さくなってきました。
今だから話せますが、ソニーはソニーグループとしてプレイステーションを有しているはずなのに、長らくソニーのAV機器はゲーム機への対応の意識が低かったんですよね。
AV機器グループの製品を取材している際にプレイステーションの話題を出すと、「あれはソニー・"
コンピュータ・エンターテインメント"さんの製品なのでうちとは別」感をあからさまに出してきましたし。
最近はグっと変わりました。いい傾向です。
プレイステーション専用のAVマルチ端子を備えながら表示遅延が10フレーム近くあってゲームが全く遊べなかったソニーのテレビ、WEGAシリーズも、今では笑い話です。
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