西川善司の大画面☆マニア第149回:CEATECにみた3Dの先の次世代大画面技術【前編】

 CEATECレポートは大画面☆マニアでも行いました。
 大画面☆マニアの方はどちらかと言えば映像技術中心の話題でカバーしています。

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西川善司の大画面☆マニア第149回:CEATECにみた3Dの先の次世代大画面技術
~前編:各社の4Kや8K。ICC、裸眼3Dなど~

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20111011_482869.html

 3D立体視対応テレビはメーカーのガンバリで認知度は上がりつつありますが、3D放送自体が壊滅的に不足しているので普及率はイマイチです。

 ブルーレイ鑑賞とかゲーム用途でのウケはいいんですけどね。

 で、テレビメーカーはハイエンド製品に対して、今年後半から2012年以降、「既存の2D放送の高解像度表示機能」を新しい価値として提供していく方針を強めていくようです。

 そこで各社が企画しているのがフルHDの4倍の4K2K解像度のテレビ製品です。

 来年以降、どんどんとでてくるようなのですが、4K2K放送なんてのは3D放送以上にない(そもそも存在しない)ので、結局、HD放送を解像度変換をして「なんちゃって4K2K」表示を行うことになります。

 こうした4K2Kへのアップスケール技術こそが、各メーカーの4K2Kテレビの性能差(?)ということになるわけですが、主流は各社が有している超解像技術の応用…ということになりそうです。

 自社で超解像技術を持たないシャープは、こうした技術を社外に求め、ソニーのDRC技術の発明者で、ソニーから独立した近藤哲二郎氏が手がけているICC技術を選択したようです。

 「映像中の素材認識をしてライティングを再現する方向性で映像情報を増やす」というユニークな発想のICC技術。ちょっと楽しみですよね(上写真)。

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